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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第438回

カジュアル&ワイルドに変貌! マイナーチェンジのHonda「VEZEL」を徹底解剖

2024年06月29日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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VEZEL

Honda/VEZEL e:HEV X HuNTパッケージ(FF・299万8600円~、4WD・321万8600円~)

 Honda SUVラインアップの次男「VEZEL(ヴェゼル)」がマイナーチェンジ! その具体的な内容をご紹介しましょう。

スタイリッシュな都会的SUVがよりクールに変貌

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Honda/VEZEL e:HEV(マイナーチェンジ前)

 2代目VEZELは、2021年4月に登場。9本のスリットが目を惹くボディー同色グリルに、スタイリッシュなクーペスタイル。カジュアルリビングを彷彿させるインテリアで、多くの人々からの支持を集めました。一方、コロナ禍による部品供給遅延によって、グレードによっては納期が大幅に遅れてしまったことも。

 今回のマイナーチェンジではグレード展開の見直しにより、納期遅延の解消を図るとともに、エクステリアとインテリアを変更。より幅広い人にとって魅力的な車種となりました。

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Honda/VEZEL e:HEV Z(FF・319万8800円~、4WD・341万8800円~)

 まずはグレード展開から説明します。最高出力118PSの1.5L 直4ガソリン車の「G」と、最高出力106PSの1.5L 直4エンジンに最高出力113PSのモーターを組み合わせたハイブリッド車の「e:HEV X」と「e:HEV Z」の3種類。ガソリンエンジン車は4WDのみですが、ハイブリッドはFFと4WDがチョイスできます。さらにハイブリッド車にはオフロードテイストの「e:HEV X HuNT(ハント)パッケージ」と、オシャレな「e:HEV Z PLaY(プレイ)パッケージ」が用意されました。

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全長×全幅×全高=4340×1790×1580mm

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 まずはノーマルのZグレードからご紹介しましょう。ボディーサイズは全長4340×全幅1790×全高1580mmで、ホイールベースは2610mmと変更ナシ。

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シンプルなデザインとなったフロントグリルとフロントバンパー

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ZグレードにはLEDヘッドライトはオートレベリング機構とアクティブコーナリングライトを搭載

 まず目を惹くのがフロントグリル。グリル面積が広がり、長方形のような形にチェンジ。それに合わせて、フロントバンパーもシンプルな形状になりました。ヘッドライトはフルLEDですが、Zグレードのみオートレベリング機構を搭載。また40km/h以下の時に方向指示器やハンドル操作などでアクティブコーナリングライトが点灯します。

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Honda/VEZEL e:HEV(マイナーチェンジ前)のリア

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Honda/VEZEL e:HEV Zのリア

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テールコンビネーションランプの形状が変わった

 リアコンビネーションランプのデザイン変更。フルLED化したほか水平基調でスッキリとしたデザインとなりました。

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リアを下から覗いた様子

 リアまわりのついでに、下から覗いてマフラーの先に何かが見えたら4WDモデルとのこと。

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タイヤはミシュランを採用

 ホイールデザイン、ミシュランタイヤの採用はマイナーチェンジ前と同じようです。

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最高出力106PSの1.5L 直4エンジンに最高出力113PSのモーターを組み合わせたハイブリッド「e:HEV」

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エネルギーマネジメント制御を見直すことで、エンジン始動回数、停止頻度を従来型よりも大幅に低減。アクセルレスポンスも向上させているという

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各遮音材と防音材の厚み、配置を最適化することで、エンジンの始動音やロードノイズを低減しているとのこと

 今回の取材は「試乗会」ではなく「撮影会」だったため、動的性能については不明ですが、パワーマネジメントの見直しと吸音材の最適化で静穏性がアップ。また、4WDモデルはトラクションコントロールのブレーキ介入タイミングを見直したほか、FFモデルはダンパー減衰力を見直したそうです。

 ちなみに機能面では、従来の衝突軽減ブレーキ(CMBS)や路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)の機能をアップデート。さらにトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)と急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームなどを追加したそうです。

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