Anthropicは6月21日、同社の開発する大規模言語モデル「Claude」シリーズの最新版となる「Claude 3.5 Sonnet」を発表。利用制限はあるものの同社のチャット型AIサービス「Claude.ai」で無料で利用可能になった。
同時にユーザーがClaudeとやり取りしながらコンテンツを作成できる新機能「Artifacts」が、さらに25日にはプロジェクトごとに資料やプロンプトを集約できる「Project」が実装された。この記事では、新機能Artifactsを使うときに知っておきたいことをメインに紹介する。
なお、Claude 3.5 Sonnetの前の世代である大規模言語モデル「Claude 3」シリーズおよび「Claude.ai」については、こちらの記事に。Claude 3.5 Sonnetについての基本的なスペックなどはこちらの記事に詳しい。
Artifactsのキモは左右二分割したレイアウト
Artifactsについてはこの動画と、こちらの記事を参考にしてほしい。
記事にもあるが、Artifacts機能の本質は「AIとのインタラクション(対話)」と「制作物」の分離にある。画面の左側でAIと対話しながら指示を与えると、それに応えて右側にAIが作成した制作物が表示されるため、左右を見比べながら作業ができるのだ。
もちろんChatGPTやGeminiといった他のチャット型AIでも様々なものを生成できるが、AIとの会話も制作物も基本的にすべてひとつのチャット画面内に表示されるため、Artifactsを体験してしまうといささか分かりづらく感じる。
単に画面を左右二分割しただけでこんなに対話している感が増すのは自分でも意外だった。
記事では「退職の案内メール」というテキストと、「予定調整システム」という簡単なプログラムを作成してもらったが、Artifactsのすごさはこんなものではない。実際、発表以降Xやブログなどで様々な驚くべき活用法が紹介されている。
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