ソフトバンク「みずほPayPayドーム福岡」で通信品質を維持
たとえば、プロ野球チームの福岡ソフトバンクホークスの本拠地である「みずほPayPayドーム福岡」においても、ソフトバンクが持つあらゆる周波数帯を活用し、ネットワーク品質の維持に努めている。
みずほPayPayドーム福岡には、プロ野球の試合で最大4万人を収容する。もちろん、すべての観客がソフトバンクやワイモバイル、LINEMOを使っているわけではないが、それでも万の単位でのソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOユーザーが使うと想定される。
ドーム球場の内部では、観客席の上の階にある場所に各キャリアの基地局が設置されている。ソフトバンクでは1塁側と3塁側の2ヵ所に設置。それぞれ、周波数別に2本のアンテナがあり、扇状に電波を飛ばしている。
ちなみにみずほPayPayドーム福岡は1年のうち、ほとんど屋根が閉まった状態となっている。そのため、外にある基地局からの電波がドーム内部に飛んでくることはなく、ドーム内部に基地局を設置し、エリア対策をしている。
ソフトバンクがドーム内部に設置している基地局は3Gが停波していることもあり、4G LTEと5Gとなっている。周波数としては900MHz、1.7GHz、2.5GHz、3.4GHz、3.5GHz、3.9GHz、さらにミリ波という構成だ。
一部の周波数帯はデータの扱いに特化したTD-LTE、さらにはMassive-MIMOに対応していることで、莫大に発生しているデータトラフィックを効率よくさばくことに成功している。

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