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アメリカンスポーツカー「コルベット」が初の電動化&4WD化+V8エンジンでとんでもなく速くなった!

2024年06月15日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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コルベット

GM/シボレー コルベット E-Ray(2350万円)

 ゼネラルモーターズ・ジャパン(GM)は、ハイパフォーマンス・スポーツカー「シボレー コルベット」史上初となる電動化&四輪駆動モデル「シボレー コルベット E-Ray(イーレイ)」を6月7日から発売開始した。価格は2350万円~。

コルベット史上最速! 0-96km/h加速はわずか2.5秒!
電動化したがV8エンジンのぶっといトルクは健在!

コルベット

GM/シボレー コルベット E-Ray(2350万円)

 シボレー コルベット E-Rayは、フロントに最高出力162馬力のモーターを、ミッドシップに最高出力502馬力を発する6.2L 自然吸気V型8気筒エンジンをレイアウトした、コルベット史上初の4WDにして最強のスーパースポーツ。

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6.2L自然吸気V型8気筒OHVエンジン

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6.2L自然吸気V型8気筒OHVエンジン

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6.2L自然吸気V型8気筒OHVエンジンの後ろには、荷室スペースが設けられている

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コルベットらしい排気音を奏でるエキゾースト

 リアのみを駆動するエンジンは、コルベットクーペ3LTと同様の6.2L自然吸気V型8気筒OHVのLT2型。65kgf・mの図太いトルクと独特のエンジンサウンドというコルベットの伝統を継承しながら、システムのコンパクト化に成功したエンジンで、荷室のスペースも確保されている。

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フロントの荷室スペース

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フロントの荷室スペース

 コルベットとしては初となるモーターはフロントに配置。でありながら、ラゲッジスペースは従来のコルベットより少し狭くなる程度に抑えられている。エンジンとモーターは機械的には接続されておらず、電子的にガソリンエンジンとモーターを緻密に制御することで、0-96km/h加速はわずか2.5秒を実現している。

 バッテリーは車体中央のセンタートンネル内に配置され、蓄電容量は1.9kWh。外部からの充電機構は用意されていないものの、エンジンが稼働した状態で26km/h以上の走行時や減速時にフロントモーターを用いて充電する。

 もちろん電気のみでの走行もできる。上限速度は72km/h、最大航続距離は約4.8~6.4km。深夜の住宅街でもご近所迷惑にならないだろう。また、巡行時にはモーターがアシストすることで、アクティブフューエルマネージメント(4気筒モード)の領域が拡大し、燃料消費を抑えている。

ド迫力のローでワイドなボディーデザイン

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 エクステリアは、コルベットらしいワイドでローなスタイリング。サイドには大型のラジエーターが、このクルマに一層のスゴみをもたらしている。ボディーサイズは全長4685×全幅2025×全高1225mmで、ホイールベースは2725mmと、サーキットユース前提の「コルベット Z06」と同様だ。

 車体重量は1810kgと、モーターやバッテリーを搭載するぶんヘビーだが、それでもZ06と比べて90kg増に抑えられている。また、ボディーカラーは写真のリップタイドブルーメタリックのほか、4色をラインアップする。

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 室内はスウェーデッドマイクロファイバーやレザーを多用した、スポーティーでありながらハイクラスな空間を演出したもの。インテリアカラーは、写真のスカイクールグレーのほか、2トーンスカイグレー&ジェットブラックが選択できる。ステアリングホイールはカーボン製でスポーティーさと高級感を演出している。USBはType-AとType-Cを各1系統、アームレスト内に用意する。

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