LINE WORKSは5月28日、同日開催されたビジネスカンファレンス「LINE WORKS DAY 24」にてビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」に関する最新の実績数値を発表した。
2017年に提供開始したLINE WORKSは、2024年には導入社数が46万社以上、利用者数500万人を超える規模(有料版・無料版の合算)に成長。企業におけるデジタル化やDXへの取り組みが高まり、はたらき方の変化がますます加速していくなか、ビジネスチャット市場は成熟期に向かい、LINE WORKSの利用シーンにおいては、建設や医療といった「現場」ではたらく人たちのスマホでの利活用が進んでいるという。
また、LINE WORKS導入企業の増加がもたらした動向として、LINE WORKSでのコミュニケーションが組織内のコミュニケーションとどまらず、取引先など組織外のLINE WORKSユーザーや、顧客のLINEとつながる事例が増加。より仕事相手とつながりやすくなり、特にBtoBにおけるコミュニケーションの活性化を実現している。
LINE WORKSとLINEがつながる人数は2700万人(1年前と比較して600万人増加)を突破し、主にBtoC事業において顧客などのLINEとつながり、タッチポイントを増やす目的での活用が増加しており、特に金融、生命保険、不動産、小売などの分野で、顧客のLINEとつながる活用事例が多く生まれているという。
LINE WORKSとつながる先として、現場(LINE WORKSどうし)、取引先(LINE WORKSどうし)、LINE(外部トーク連携)の3つに加えて、4つめのトレンドとして、LINE WORKSと外部サービスを連携させる動きがある。LINE WORKSは170を超えるソリューション(外部サービス)と連携しており、とくにこの1年で勤怠管理サービスや人事労務ソリューションとの連携が加速。社員の業務を効率化したり省力化することにつながり、バックオフィスの生産性を向上させる事例が増えているとしている。
また、2023年12月に開始された白ナンバーの社用車に対するアルコールチェック義務化においては、LINE WORKSが各種アルコールチェッカーと連携できるようになったことで、アルコールチェックの簡便化や管理負荷軽減につながっている。