2050年の東京を体験しよう! 「SusHi Tech Tokyo 2024」ショーケースプログラム
KEAN HealthとTANITAによるデモを体験
自分に合った健康的な食事、どうやって調べる? 実は「アレ」を計測するだけでわかるんです!
■遺伝子情報から「自分の体質に合う食事」を解析
「健康的な食事」ってよく聞きますけど、それって実際どういうものなんでしょうか。
3大栄養素のバランスが取れているとか、ミネラルの含有量が理想的であるとか、食物繊維を豊富に含んでいるとか……。いろいろと定義はできそうですが、食べ物と体質との相性もあるし、“ちょうどいい量”も人によって違うし。
真剣に考えてみると、なかなか難しいテーマですよね。
SusHi Tech Tokyo 2024のショーケースプログラムで、体質や遺伝子情報などに基づいて、自分と相性のいい食事を提案してくれるデモが体験できました。
■呼気中の「アセトン」から、最適な食事を提案
遺伝子検査サービス「チャットジーン」を提供するKEAN Healthと、計測器メーカー大手のタニタによるもので、タニタの呼気計測器と、KEAN Healthの解析技術を掛け合わせています。
専用ソフトウェアに身長や体重といった基礎情報を入力し、計測器に息を吹き込むことで、呼気中の「アセトン」の濃度と基礎情報から、最適な食事の内容を提案してくれるという仕組みです。
アセトンは脂質代謝による代謝物。体脂肪や内臓脂肪が分解されてエネルギーとして利用されるときに血中に溶け出し、最終的に呼吸に混ざって体外に排出されます。濃度が高ければ、「脂肪がよく燃えている」ということになります。
私が体験した結果は350ppbで、レベル1。どうやら、それほど体脂肪は燃えていないようです。
■提案されたメニューは給食っぽかった
提案されたメニューは160gの「白米」「ピーナッツの酢鶏(主菜)」「タコとオクラの酢味噌和え(副菜)」「こんにゃくとおかひじきの煮物(副菜)」「わかめの中華スープ(汁物)」でした。
主菜のピーナッツが腸内環境を整えて、代謝の促進や血糖上昇の抑制をしてくれるとのこと。汁物のわかめからビタミンK、卵やシラスからリンを補っているそうです。
バランスが取れていて、いかにも健康的な食事感がありますね。給食のメニューっぽくもある。
今回のデモは基礎情報やアセトン濃度のみを使った簡易なものでしたが、将来的に、詳細な遺伝子情報から健康を維持したり、体質をコントロールする献立を提案してもらったりすることは、ごく自然な発想になるかもしれません。ヘルステックの進歩と普及に期待です。
「SusHi Tech Tokyo 2024」ショーケースプログラム概要
【開催期間】
2024年4月27日(土)〜5月26日(日)
【各会場開催日程】
・日本科学未来館 4月27日(土)〜5月26日(日)
※5月7日(火)、5月14日(火)は休催
・シンボルプロムナード公園 5月12日(日)〜5月26日(日)
・海の森エリア 5月12日(日)〜5月21日(火)
・有明アリーナ 5月17日(金)〜5月21日(火)
この特集の記事
sponsored
タクシーが空を飛ぶ時代、宇宙エレベーターに乗れる時代、もう来てる! 未来を感じまくりだったSusHi Tech Tokyo 2024ショーケースプログラム地方活性
人工的に作られた「代替肉」は絶望の“ディストピア飯”なのか、「君だけの最強の肉を作り出せ!」ができる希望の食材なのか 未来の食生活を想像してみた地方活性
動画でわかる空飛ぶクルマ「HEXA」 飛行→スムーズ、騒音→そこまでうるさくない、運転→超楽しそう!地方活性
“陸で育ったサーモン”がねっとり食感でたまらない 陸上で養殖する理由にも納得、これなら他の魚でもやってほしい地方活性
NY定番の屋台メシ「チキンオーバーライス」しっとり鶏肉と、スパイシーな米が最高 日本で流行の予感!地方活性
車イスも台車も未来は「ソファー」になる! メルカリが開発した「poimo」が便利そう地方活性
普通のアイスともトルコアイスとも違う次世代スイーツ 「牛乳不使用のアイス」の食感が完全に新ジャンル地方活性
お寿司の作り方、「人が握る」から「ロボットが握る」を経て「プリントアウトする」時代に突入地方活性
時速100kmも出るの!? 東京を飛行する“空飛ぶクルマ”の技術力が未来みたい、というか今がもう未来地方活性
「廃棄された観光バスの座席シート」が美術館にありそうなアートに生まれ変わる! 快適に座れる実用性にもしびれた