ゲーミングチェアの高コスパお買得モデル、AKRacing「Wolf」を使ってわかった素材の気持ち良さ

文● BRZRK 編集●ASCII

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 昨今のゲーマーにとってマストとも言えるゲーミングギアのひとつ、ゲーミングチェア。いい製品ともなればそれなりの値段なので、何かと入用になりやすい春への季節の変わり目に買うのは躊躇してしまうだろう。

 そこで今回、老舗ゲーミングチェアブランド「AKRacing」の中でも比較的安価で機能性は他機種と遜色のないエントリーモデル「Wolf」をお借りして、1週間ほど使ってみた印象を紹介しよう。

ファブリックをふんだんに使用することで
肌触りと通気性を大きく向上

 今回は狼の名を持つゲーミングチェア「Wolf」を紹介する。Wolfはブラックを基調色として、パープル、グレー、ホワイト、レッドといったツートンでのカラーバリエーションが用意されている。

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 Wolfで注目したいのがベースカラーであるブラック部分にファブリック(布地)の素材を使用している点だ。最初はさわり心地がいいなぁと思いつつ、これだけ布地を使ってると熱がこもりそうだなぁと危惧したが、実際に使用してみると想像よりも通気性が良く、蒸れることもなかった。

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 そしてカラーリング部分にはほかのAKRacingのゲーミングチェアと同様にPU(ポリウレタン)レザーが採用されている。ただ、使用されている部分はかなり限定的で、ファブリック7に対してPUレザーが3ぐらいの割合といった感じだろうか。

 ゲーミングチェアを利用する時にお尻をつけて座ることになる座面。最初、Wolfに座った時はこれまで座ってきたPUレザーのものよりファーストコンタクトが一瞬柔らかいように感じるのだが、直後にウレタンフォームによる適度な抵抗感が返ってくる。

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 そして座面の両サイドはせり上がった形状をしているため、大げさな言い方をすれば「足をおっぴろげ」た状態にすることが難しく、足を揃えた理想的な状態での利用がしやすい。

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 チェアの座り心地を調節するうえで忘れてならないのが、座面の高さを調整するガスシリンダーだ。Wolfで採用されているガスシリンダーは日本人の背丈に合うように中尺のものが採用されており、その耐久性は非常に高く、国際的第三者認証機関であるLGAから「DIN 4550」の基準をクリアしているという承認を受けている。

長期間使用したガスシリンダーは注意

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 なお、長期間使用したあとのシリンダーは分解が困難な場合がある。このため原則的に標準のシリンダー以外を使用する場合は、チェア購入時に合わせて購入することが推奨されている。

 チェア自体の耐久性についてはJIS規格による品質試験をクリアしており、その試験方法と結果はAKRacingのサイトで公開されているので、気になる人はチェックしてみよう。

リクライニングは180度倒れる

 AKRacingのゲーミングチェアといえば忘れてならないのがリクライニング機能をはじめとするリラクゼーション関連の機能だ。Wolfは他の機種よりも安価で購入できるが、こういった機能を排除することはなく、ほかのチェア同様に180度のリクライニングや、体の動きに合わせてチェアが動く「ロッキング」機能を利用することが可能だ。

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 もちろん、ランバーサポートやヘッドレストといったゲーミングチェアではおなじみの、体への負担を軽減するクッションも装備。また、別売りではあるが、足置きのオットマンを導入すれば完全に横になってお昼寝なんてことも可能だ。

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【まとめ】オトクにゲーミングチェが欲しいならWolfはアリ!

 AKRacingのラインナップの中では「Pion」と同様に安価な部類のWolf。その実勢価格をAmazon.co.jpで見てみたところ、カラーバリエーションによって少しのバラつきはあるが、おおよそ4万5000円前後と、上位モデルよりも1万円ほどお手軽な値段となっていた。

 何かと物入りになりやすい新学期や新年度に合わせて、このオトクなゲーミングチェアを購入するというのは大いにアリだろう。

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