開発者コミュニティーでは議論も
一方、開発者周りでは「Illyasvielさんがおいしいところを持っていっているのではないか」との論争が起きたりしました。結局、A1111が蓄積していた資産をForgeにすべてとられてしまうんじゃないかというわけです。Illyasvielさんはこれに対して、A1111の生成速度がForgeに追いついたら「私たちはただちに元のsd-webuiエコシステムに戻り、このレポ(Forge)は拡張機能になります」と述べています。
さらにもう1つ、Forgeの開発にあたって、もう1つの有力なStable Diffusionの環境である「ComfyUI」のコードを流用して、バックエンドとして使用しているのではないかということも火種になりました。
Iillyasvielさんは、この疑いに関して「ForgeはComfyUIをバックエンドとして使用していません」というコメントを公開しました(GitHub)。
しかし、これに対し、今度はComfyUIの作者が「オープンソースの精神に則っているので、私のコードがコピーされることは気にしませんが、なぜバックエンドのコード全体にComfyUIのコードを使用していて、確認するのは簡単なのにそれを使用していないと嘘をついているのですか?」とレスをつけ、トップランナー同士の論戦に発展しました。
その後、Illyasvielさんが「バックエンドのコードとして一部利用しているものの、A1111のコードを独自に最適化して使っているので、メインのバックエンドでは使っておらず、また、ライセンスも記載しています」と返したことで、一応の落ち着きを取り戻しています。

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