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アジャイル人材の育成を強化、各組織にアジャイルの技術と文化を醸成

パナソニック コネクト、富士通とレッドハットのアジャイル支援サービスでDX推進

2024年01月25日 07時00分更新

文● ASCII

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 富士通とレッドハットは、2024年1月24日、パナソニック コネクトが「ビジネスアジャイル支援サービス」を導入、仮説検証型ビジネスへの変革を推進していることを発表した。

 ビジネスアジャイル支援サービスは、2022年3月の富士通とレッドハットの協業に基づき展開しているアジャイルコンサルティングサービス。富士通およびレッドハットのコンサルティング部隊で構成されたチームが、プロダクトデザインからシステム開発、サービスリリースまでをトータルで支援する。

富士通とレッドハットの協業のスキーム(2022年3月10日の発表会資料より)

 パナソニック コネクトでは、ソフトウェアビジネスの一部をBlue Yonderとのジョイントソリューションとして開発しており、独自でアジャイル開発を進めていた。しかし、開発スコープが広がり、複数チームを独自に運営する必要が生じ、ビジネスアジャイル支援サービスの採用を決定した。

 サービスの導入において、まずは、パナソニック コネクトのプロダクトデザインの進め方を支援。ステークホルダーとビジネス部門における共通理解を構築して、プロダクトの提供価値を向上させたという。

 開発フェーズにおいては、アジャイル開発手法の一種であるスクラム実施の現状や課題を把握するところから着手。ヒアリングに基づいて、アジャイル・スクラム・開発手法に関するトレーニングを実施した。チームの再編に加えて、ペアプログラミングやモブプログラミングを導入、タスクの属人化を防ぎ、手戻りの削減と作業時間の短縮を実現している。

 これらの組織を巻き込んだトータルな支援により、プロダクト企画から開発、サービスリリースまでのプロセスを大きく変革、ビジネスを市場に提供するアジリティを向上できたという。

 今後、パナソニック コネクトは、仮説検証型ビジネスへの変革に向けて、社内でのアジャイル人材の育成を強化、各組織にアジャイルの技術と文化を展開していく。

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