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みやさとけいすけの工具探検隊 第28回

内部を傷つけちゃう失敗からサヨナラ

握るだけでケーブルがスルッとむける! マルチワイヤーストリッパー「PAW-01」

2024年01月22日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス

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挟んで握るだけで
誰でも簡単に被覆がむける!

 使い方は簡単で、挟んで握るだけ。実際に見てもらったほうが分かりやすいので、3コマ写真でどうぞ。

ワイヤーストリッパー

まず、ケーブルをツメの部分にセットします

ワイヤーストリッパー

軽く握るとツメが下がり、ケーブルをつかんだ状態に

ワイヤーストリッパー

更に握ると、被覆だけがむけます!

ワイヤーストリッパー

 これだけです。ケーブルの太さに合わせて使い方を変える必要はありませんし、力の入れ具合も気にしなくて大丈夫。ただシンプルに握るだけでOKです。

 なお、通常のワイヤーストリッパーだと、「被覆に切り込みを入れて引き抜く」といった感じに使いますが、PAW-01の動作は「ツメで挟んで引きちぎる」という方が近いです。なので、被覆の切断面はあまりキレイではありません。

 また、滑らないようしっかりつかむ必要があるため、結構ツメ跡が残ってしまいます。

引きちぎるような動作なので、それなりにガタガタ

ツメで挟んだ跡が残っています

 被覆の柔らかいケーブル、細いケーブルなどに使うと、ツメの跡で被覆が薄くなる、破けてしまうといったこともあるので、その点は注意が必要です。ビニールテープや熱収縮チューブで保護するのが前提であれば、そこまで気にしなくても大丈夫だとは思いますけどね。

 なお、細いケーブルの場合は、ツメからすっぽ抜けて被覆がむけないことがあります。そんなときは微調整ノブを「+」方向に回してあげると、すっぽ抜けなくなります。

細いケーブルの場合は、微調整ノブを「+」方向に回します

 微調整ノブを「+」に回すと、つかむ力が若干強くなる……というか、遊びが小さくなってつかみやすくなるようです。太いケーブルの場合は「−」方向に少し戻した方がいい場合もありますが、基本的には「+」寄りにしておく方がイイ感じでした。

 (次ページ:長さ調整や複数本同時むき、カットにも対応できる)

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