冬だからこその魅力あり!和歌山癒しの大人旅へ
提供: 和歌山県観光振興課
寒さが身に染みる冬の季節ならではの美しい風景や温かなおもてなし、風情ある文化に触れながら、贅沢なひとときが過ごせる、和歌山の大人旅はいかがですか。日常を離れ、ゆったりとした時間が過ごせるスポットや心を癒す和歌山の名所をご紹介。
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名湯ぞろい、身も心も満たされる「温泉」でゆっくりと
冬の旅行の定番といえば、なんといっても温泉。万葉集や日本書紀にも登場する日本三古湯のひとつ「白浜温泉」、川を掘ると熱い湯が湧き出すという全国でも珍しい「川湯温泉」など魅力あふれる温泉地がいっぱい。あったかい温泉にゆっくりと浸かって、心身ともにほっこりと癒されよう。
―日本三古湯のひとつ、万葉集や日本書紀にも登場する「白浜温泉」
万葉集や日本書紀に記され、「牟婁の温湯」「紀の温湯」の名で斉明天皇や持統天皇なども湯治に訪れたと言われている。雄大な太平洋に面しており、海とほぼ一体化し、岩に打ち寄せる波の音や潮の香りなどを感じながら入浴することができる。
白浜温泉 崎の湯
住所:西牟婁郡白浜町1668
TEL:0739-42-3016
時間:7月・8月7時~19時、10月~3月8時~17時、4~6月、9月8時~18時
休み:なし(メンテナンス等により臨時休業あり)
―川原を掘れば温泉が湧き出す「川湯温泉」
川湯温泉は、川底から湧き出る70℃以上の源泉に、熊野川の支流である大塔川が混ざりあい、程よい温度となる温泉。冬の風物詩である「仙人風呂」は大塔川をせき止めて作る大露天風呂。湯気が立ち上がる川原から眺める野趣あふれる風景が楽しめるだけでなく、青空や星空を見上げながら温泉につかれるという開放感も味わえる。また、他のシーズンでは、自分で川原を掘って湧き出たお湯でマイ露天風呂を作ることができ、一年を通じて楽しめる。
神聖な空気漂う「世界遺産」と冬ならではの景色を堪能
静けさに包まれた冬の「高野山」。荘厳な空気と静寂な時間が流れる
標高約900mの山上盆地に広がる高野山は、弘法大師空海によって開かれた真言密教の聖地。高野山では、12月頃から雪が降り始める。朱色の根本大塔などをはじめ、雪化粧でまとわれた姿は、神秘的で何とも言えない美しさ。
―高野山内の中心寺院「金剛峯寺」
高野山真言宗の総本山である「金剛峯寺(こんごうぶじ)」。高野山真言宗3600カ寺の総本山で、高野山内117カ寺の本坊。檜皮葺の屋根と大玄関の装飾が壮麗な主殿や斎藤等室(とうしつ)によって描かれた襖絵、国内最大級の美しい石庭を持つ桃山様式の別殿などを拝観することができる。
金剛峯寺
住所:伊都郡高野町高野山132
TEL:0736-56-2011
時間:8時30分~17時(最終受付16時30分)
休み:なし
料金:参拝無料、金剛峯寺1000円
ホームページ:https://www.koyasan.or.jp
―空海が高野山で最初に真言密教の根本道場を開いた聖地「壇上伽藍」
「壇上伽藍(だんじょうがらん)」は、弘法大師空海が高野山を開創した際、真言密教を日本に広めるための根本道場が造られた場所。特に、根本大塔は、真言密教の世界観を表す重要な建物で、内陣には「胎蔵界」「金剛界」の両界曼荼羅の仏像が安置され、「胎蔵界」「金剛界」が融合した立体的な両界曼荼羅の世界が表現されているので、内陣をぐるりと回ってお参りしよう。壇上伽藍には、根本大塔のほか、高野山の総本堂として重要な儀式を行う金堂や弘法大師空海の御影を祀る御影堂など、19もの諸堂が並んでいる。
壇上伽藍
住所:伊都郡高野町高野山152
TEL:0736-56-2011(金剛峯寺)
時間:8時30分~17時(最終受付16時45分)
休み:なし
料金:参拝無料、金堂・根本大塔各500円
ホームページ:https://www.koyasan.or.jp
―弘法大師空海が御入定されている「奥之院」は歴史の宝庫
「奥之院」は、835(承和2)年3月21日に世の中の平和と人々の幸福を願い、永遠の瞑想に入られた弘法大師空海の御廟が祀られている神聖な聖地。何とも言えない厳かな雰囲気。
また、一の橋から弘法大師空海の御廟がある奥之院までの約2kmの石畳の参道には、樹齢千年にも及ぶ杉木立や20万基以上の時代や宗派を超えた基碑や供養塔が並ぶ。織田信長や武田信玄、上杉謙信、石田三成などの墓地や供養塔が数多くあり、歴史好きにはたまらない。
奥之院
住所:伊都郡高野町高野山550
TEL:0736-56-2011(金剛峯寺)
時間:燈籠堂開扉6時~17時、御供所11~4月8時30分~16時30分、5~10月8時~17時
休み:なし
料金:見学自由
ホームページ:https://www.koyasan.or.jp
神々が棲まう自然崇拝の聖地。冬の「熊野」を歩く
熊野は古より川や滝、巨岩などを神とする自然崇拝の地で、世界遺産の「熊野三山」は進行の中心地となっている。熊野三山とは「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」「那智山青岸渡寺」の三社一寺を総称したもの。
平安時代には、皇族らの御幸が盛んに行われ、時代が進むにつれ、武士から庶民にまで広がり、多くの人が峠を歩く姿は「蟻の熊野詣」と言われたほど。先人たちに思いを馳せながら熊野古道を歩き、熊野三山へ参拝しに行こう。
―難行苦行の道のりを乗り越え、最初にたどり着く「熊野本宮大社」
熊野古道の中でも多くの人がたどった中辺路を歩くと、最初にたどり着くのが「熊野本宮大社」。立派な檜皮葺き白木造の社殿が見え、落ち着いた雰囲気を漂わせている。
また、かつて、熊野本宮大社は「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲に社殿があったが、1889(明治22)年の大洪水で社殿の多くが流出し、1891(明治24)年に被害を免れた上四社が現在の場所に遷座された。大斎原は、熊野本宮大社から歩いてすぐの場所なので、ぜひ訪れたい。
熊野本宮大社
住所:田辺市本宮町本宮1110
TEL:0735-42-0009
時間:7時~17時、社務所・授与所8時~17時
休み:なし、宝物館は不定休
料金:参拝無料、宝物館300円(要予約)
ホームページ:http://www.hongutaisha.jp/
―鮮やかな朱色の社殿が印象的「熊野速玉大社」
イザナギノミコトとされる熊野速玉大神とイザナミノミコトとされる熊野夫須美大神の夫婦神を主祭神として、十八柱の神々が祀られている。また、境内には国の天然記念物に指定された樹齢1000年の御神木ナギの大樹があり、熊野権現の象徴として古くから信仰されている。ナギは海の凪に通じ、熊野詣の旅路は波風の立たない穏やかな旅であることを願い、このナギの葉を御守りとして持ち帰ることが習わしだったと言われる。世界遺産巡りとともに、良縁のご利益も授かろう。
熊野速玉大社
住所:新宮市新宮1
TEL:0735-22-2533
時間:5時~17時(授与所8時~17時)
休み:なし
料金:参拝無料、神宝館拝観料500円
ホームページ:https://kumanohayatama.jp/
―熊野詣の最後に詣でる「熊野那智大社」「那智山青岸渡寺」
熊野那智大社は那智山青岸渡寺とともに熊野信仰の中心地で、熊野古道・中辺路をたどってきた人々が最後にたどり着く聖地。御本殿は6棟からなり、主祭神のイザナギノミコトとされる熊野夫須美大神のほか十二柱の神々が祀られている。
主祭神の熊野夫須美大神は、「結(むすび)」という意味も持つことから縁結びの神様としても崇められている。
熊野那智大社
住所:東牟婁郡那智勝浦町那智山1
TEL:0735-55-0321
時間:7時30分~16時30分、宝物殿8時30分~15時30分
休み:なし(宝物殿は水曜)
料金:拝観無料、宝物殿拝観料300円
ホームページ:https://kumanonachitaisha.or.jp/
また、西国三十三所の一番札所「那智山 青岸渡寺」は、那智の滝を中心とした神仏習合の一大修験道場だったが、明治初期に那智山青岸渡寺と熊野那智大社に分離。今も双方の社寺を参拝する人が多い。
那智山 青岸渡寺
住所:東牟婁那智勝浦町那智山8
TEL:0735-55-0001
時間:7時~16時30分
休み:なし
料金:参拝無料、三重の塔入場料大人300円
ホームページ:https://seigantoji.or.jp/
―関西屈指のパワースポット、日本一の落差を誇る「那智の滝」
熊野那智大社の別宮である飛龍神社の御神体として祀られ、熊野の信仰のシンボルとして崇められてきた「那智の滝」。その水柱の高さは133mと日本一の落差を誇る。冬の澄んだ空気の中、切り立った断崖からまっすぐに滝壺に落ちる様子は雄大で神々しい。
那智の滝(飛瀧神社)
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
TEL:0735-55-0321
時間:7時30分~16時30分(お滝拝所は7時30分~16時)
休み:なし
料金:見学自由。お滝拝所参入料300円
ホームページ:https://kumanonachitaisha.or.jp/
―歴史を巡る、紀州徳川家の居城「和歌山城」も訪れたい
1585(天正13)年に紀州を平定した豊臣秀吉が、弟の秀長に築城させたのがはじまり。1600(慶長5)年、関ヶ原の戦いの後には浅野幸長(よしなが)が城主に。その後、1619(元和5)年には徳川家康の10男・頼宣が城主となり、55万5000石の紀州藩主となった。紀州徳川家は、尾張・水戸とともに「御三家」と呼ばれ、8代将軍吉宗、14代将軍家茂を輩出したことで有名。和歌山城内には、西之丸庭園や茶室、動物園など見どころがたくさん。特に、全国でも珍しい連立式天守は必見。なお、現在の天守は、1958(昭和33)年に再建されたもの。
また、天守閣をぐるりと囲む、石垣も長い歴史の中で石材と工法が変遷しているのもおもしろい。時代の違いがわかる場所が多くあるので、ぐるりと回って探索してみよう。
和歌山城
住所:和歌山市一番丁3
TEL:073-422-8979(和歌山城天守閣)
時間:天守閣9時~17時30分(最終入館17時)
休み:12月29日~12月31日
料金:散策自由、天守閣大人(高校生含む)410円、小人200円
ホームページ:http://wakayamajo.jp/
空気が澄んだ冬だからこそ出逢える、心洗われる絶景も
自然が織り成す絶景に感動!朝焼けのシルエットが幻想的「橋杭岩」
国の名勝・天然記念物に指定されている「橋杭岩(はしぐいいわ)」。橋杭の海岸から紀伊大島方向に向かい大小約40の岩柱が約850mにわたってそそり立ち、その姿はまるで橋の杭に似ていることから「橋杭岩」と言われている。橋杭岩の表情は、時間帯によって様々な表情を見せる。特に、空気が澄み切ったこの季節の朝焼けは息を飲むほど美しく神秘的でおすすめ。
橋杭岩
住所:東牟婁郡串本町鬮野川(くじのかわ)
日本一短いローカル列車に揺られながら、のんびり旅もいい
レトロ感がかわいい、市民に愛されるミニ鉄道「紀州鉄道」
紀州鉄道は、昭和6年から運行が開始。1989(平成元)年に、西御坊駅~日高川駅間が廃止され、営業距離2.7kmとなったことで「日本一短いローカル私鉄」と言われるように。
車窓からは、のどかな田園風景やノスタルジックな街並みを望むことができる。また車両もレトロ感があふれていて魅力的で、鉄道ファンや観光客からも人気。
紀州鉄道の他にも、個性的な鉄道が走る和歌山。歴史の中で廃線となった鉄道としては少なくはなく、かつて有田みかんなどの農産物を運んでいた「有田鉄道」やタワシなどの特産品を運搬していた「野上電気鉄道」がある。失われた列車に思いを馳せながら、廃線跡を巡ってみてはどうだろうか。
おいしいもので身も心もほっこり、和歌山冬グルメに舌鼓
その土地でしか食べられないご当地グルメも旅の醍醐味。冷え切った体を温めてくれる、すでに全国区で人気の「和歌山ラーメン」など、和歌山にはおいしいものがいっぱい!
あったかくて寒い冬にぴったり!和歌山のソウルフード「和歌山ラーメン」
和歌山ラーメンの歴史は意外と古く、戦前から屋台があり、地元では「中華そば」と呼ぶのが一般的。和歌山市を中心に店が軒を連ね、味は大きく分けて2系統に分けられる。まろやかで濃厚な豚骨醤油系と、さっぱりとしてコクのある醤油系。しかし、近年はこれらの枠組みに収まらない新進気鋭の店も増加しているので、いろいろと食べ比べてお気に入りを見つけよう。
大人の冬の楽しみのひとつ、和歌山の地酒を味わう
和歌山城から見て紀の川上流にあたることから、江戸時代の伊都地域は、「紀州藩の川上」と呼ばれていた。江戸中期には地元産の良質な酒米と和泉葛城山系の伏流水による酒造りが盛んとなり、33軒もの蔵が軒を連ねていたと言われ、大阪や京都、江戸など全国津々浦々に出荷されていた。
「川上酒」の蔵元として唯一残っているのが初桜酒造。看板銘柄の「高野山般若湯」のほか、果物のリキュールなど品揃えが豊富なので、お土産として購入しよう!和歌山には「川上酒」のほかにも様々な地酒があるので、ぜひ、地酒の飲み比べもおすすめ。
初桜酒造
住所:伊都郡かつらぎ町中飯降85
TEL:0736-22-0005
ホームページ:https://hatsusakurashuzo.com/
和歌山旅をより一層楽しむならアプリ「わかやま・まるごとスタンプラリー」をチェック
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ルート①わかやま歴史物語 テーマ編
和歌山県各地に残る歴史を100の旅モデルとして紹介する「わかやま歴史物語」。この中から、「紀州徳川家」「食文化」「産業」「鉄道」「友好」をテーマとした21の旅のモデルを巡ることができる。またおすすめコースとして世界遺産「高野山」「熊野」を巡る旅も。
ルート②アウトドアパーク、わかやま
海・山・川など豊かな自然を活かした様々なアウトドアコンテンツが満喫できるスポットを巡る「アウトドアパーク、わかやま」。絶景を巡るコースのほか、様々なアクティビティが体験できるメニューも。
ルート③南紀熊野ジオパーク
プレートの沈み込みに伴って生み出された3種類の大地が作る独特の景観、温暖湿潤な気候がもたらす多種多様な動植物、熊野信仰や筏流しなど、数多くの優れた自然や文化を体感できる「南紀熊野ジオパーク」のスポットを巡ることができる。
ルート④和みわかやまっぷ
和歌山県内の250店舗以上のグルメや温泉、お土産などに使えるお得なクーポンがついた「和みわかやまっぷ」。
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