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東京駅から2時間半、房総半島地域の元・小学校を新社屋にした理由とは?

山を開墾する案も!? ディスプレー会社JAPANNEXTは、なぜ田舎の廃校を本社にしたのか

文●ジサトライッペイ 編集●ASCII

提供: 株式会社JAPANNEXT

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ディスプレー以外の製品にもチャレンジしていきたい

――最後に、今後の展開などを教えていただけますでしょうか?

ベッカーさん:現状のディスプレー市場はそれほど成長していないと思われる方もいると思いますが、ディスプレーの使い方は様々なので、まだまだ新しい商品を出していけると思いますね。それはいわゆる「ニッチ」と言われている製品なのかもしれませんが、必要としている方には嬉しい製品だと思います。例えば、モバイルディスプレーでも現在うちの製品の最大サイズは17.3型ですが、さらに大きな18.5型のものとかもアリですよね。

――18.5型は帰省した時とか需要ありそうですよね。

ベッカーさん:いいですよね。私もこの間フランスに会社を立ち上げるために帰国したんですが……

――え!フランスで新会社ですか!?

ベッカーさん:はい。まだ準備段階なんですけど、ヨーロッパの販路開拓のためにすでに何人か採用しています。今はマーケティングのプランとか、営業プランを立てているところです。来年には本格的にヨーロッパの事業を始めようと思っています。

――すいません。話の腰を折ってしまって……。モバイルディスプレーの話に戻りましょう。

ベッカーさん:いえいえ。で、モバイルディスプレーはもっと大きなものも作れたらいいなと思っています。21.5型ぐらいならスーツケースにも入りますし。どこでもオフィスに近い環境で仕事できたらいいですよね。あとは、手だけで作業できる大型ディスプレーも面白いですよね。

――タッチで操作する大型ディスプレーはなかなかないですもんね。

ベッカーさん:そうですね。「なかなかない」というのは大事なことで、ディスプレーという製品はプライベートでも仕事でも、どんな年齢の人でも使っていて、様々な使い方があると思うんですよね。珍しいスペックの製品は市場のニーズとして認識されていないかもしれませんが、「こんな製品が欲しかった」というお客様もいらっしゃいますので、そういった製品をどんどん発売していきたいですね。社内で使用するものも世の中にないものは自分たちで作っていますので、同じ精神で色々な製品を出せればと思っています。ディスプレー以外の製品にもチャレンジしていきたいと思ってますのでぜひ期待してください。

――ぜひディスプレー向けのLEDライトも検討してください!

ベッカーさん:LEDライトは去年企画してたんですが、LEDを前だけにするかとか、うしろにもつけるかとか、もしくはゲーミングっぽくいろんな色にできる機能をつけるかとか、色々考えていました。今取り組んでいる製品が落ち着いたら、さらに検討してみてもいいかもしれません。来年も面白い商品を作れるように頑張り続けます。

――楽しみにしてます。本日はありがとうございました!

 今回はベッカーさんのインタビューをお届けしましたが、次回は新社屋(校舎内)をもっと詳しく写真を中心にレポートします。お楽しみに!

山を開墾する案も!? ディスプレー会社JAPANNEXTは、なぜ田舎の廃校を本社にしたのか

ベッカーさんはずっと自然体で、楽しそうに房総半島地域の魅力を語る様子が印象的でした

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