Windows 10と11の差は小さく 引き続き長期のサポートは可
古いハードウェアを切り捨てる本命は次期Windows?
Windows 10と11の差は実際とのことろ、かなり小さい。見た目は異なるもののカーネルバージョンも大きく違わない。このため、セキュリティアップデートの開発なども多くの部分を共有できると考えられる。Windows 10と11に対して、長期間セキュリティアップデートを提供することは難しくなく、最初から、そのつもりで内部的な差分を小さくしてあると考えることもできる。
つまり、Windows 10とWindows 11に古いハードウェアを留めておき、Windows 12から制限を厳しくするというのが、最初からの計画だったのではないか?
筆者は、最初Windows 10に「古いPC」を留めておく計画と考えていたが、Windows 11も同じ狙いのバージョンだったのかもしれない。そう考えると、Windows CopilotやLinux GUIアプリケーションを起動できるWSLgが、Windows 10にも提供されていることへの見え方が変わってくる。
Windows 11のとき、5月のイベントで予告、6月に発表がされた。その例から考えると、次のWindowsの発表まであと半年である。Windows 11は、Windows 10のように6年間も主力OSになることはないはずだ。なぜなら、9を飛ばしてWindows 10にしたのは、2つのメジャーバージョンアップに相当する6年間の開発を、1つのバージョンでする計画だったと考えられるからだ(もちろんAndroidやiOSとの対抗というのもあるだろう)。もしWindows 11が6年間開発を続ける計画なら6年後でも古くならない名称を選んだはずだ。

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