具体的にどうなっているかというと、メインのスライドスイッチが、プッシュスイッチとの複合になっています。スライドするだけ、プッシュするだけではオンにならず、スライドしたうえプッシュする必要があります。
さらに、本体裏側には2ヵ所タッチセンサーを装備。ここに手で触れていなければ、いくらスイッチを押そうがブレードが動かない仕組みです。
実際に、スライド、プッシュ、タッチのどれかが外れると、ブレードがすぐに止まることを確認できました。
なんだか使い方が難しいような気がしますが、位置関係が絶妙で、普通に握ってスイッチを押せば、3つの条件すべてクリアできるようになっているのでご安心を。普通に使えばいいだけで、それほど意識する必要はありません。
ちなみに、親指以外をタッチセンサーにかける握り方が個人的にはしっくりこず、人差し指だけ突起の先にかけるという握り方をしてみたのですが、これでも問題なくブレードが動いてくれました。
内蔵バッテリーで動作するため、カット中に煩わしいケーブルにジャマされないのもいいところ。充電はUSB充電器を使うもので、Type-A/Cケーブルが付属。充電器は付属していないので、各自用意が必要です。
着脱可能なブレード、安全重視の複合スイッチ、タッチセンサー装備、バッテリー駆動、充電はUSB Type-C端子……このあたりに注目してみると、だいぶ工具っぽいですよね。
食品から食品じゃないものまで、柔らかいものを切る!
製品情報を漁ると多数のカット例が出てくるわけですが、どれもキレイな切断面になっています。しかし、本当にキレイに切れるのかは試さなければわかりません。
ということで、まずは食品で柔らかそうなものを切ってみることにしました。
最初は、フランスパン。表面は固いものの中は柔らかく、普通の包丁だと潰れてしまうだけでなく、外の固い部分が粉々に砕け散るという、悲しい末路をたどる食べ物です。
それが見てください、この美しい断面を。
潰れることなく切れるため、硬い部分が砕け散ることもなく、切りクズも最小限に抑えられます。パン切りナイフを使った時よりも少ないかもしれません。
なお、表面が固いので、切りはじめは若干空滑りがあるほか、そこそこ押し付ける力が必要です。そうはいっても、潰れない程度の力なので、それほど強くないですけどね。
続いて、柔らかくて切るときに確実につぶれるバーガー系。海老カツバーガーを切ってみました。
こちらは表面が柔らかいので押し付ける力は軽くてよく、上に乗せるとスーッと下まで切れていく感覚です。
パンの断面もそうですが、海老カツの断面もスパッとしており美しいです。また、タルタルソースの玉ねぎまで切れてるんじゃないかってくらい、崩れることなく切れているのに驚きました。

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