キーボードの打ちやすさで作業効率はまったく違う
まずは、文字入力のしやすさ。キーボード面に傾斜がつく「チルトアップヒンジ」とそれに伴いパームレストがテーブル面へとつながる「無限パームレスト」がVAIOの特徴の1つだ。他社も最近似たようなことをやってきているが、VAIOは以前からこの機構を取り入れ、タイピングのしやすさにこだわり続けてきた。
チルトアップヒンジは、天板を開くとヒンジの回転機構により、天板下部がテーブル面に当たり、キーボード面が傾くという仕組みだ。キーボード面とテーブル面が水平だと、タイピングがしづらく、傾斜をつけるために台に載せるなんてことをする人もいるが、そんな必要なく適度な傾斜がついてくれるわけだ。
さらに、パームレスト手前の部分は本体の厚みが薄くなっているので、傾斜によりテーブル面に近づき、まるで地続きのような感じになることから、無限パームレストと呼んでいる。これも本体とテーブル面との段差が少なくなるため手の腹の部分への負荷が軽減される。なにしろ、原稿を書くとなると長時間タイピングすることになるので、タイピングし続けても疲れにくいということは重要だ。
また、キーボードもしっかりと打鍵感がありつつ、静音性が高いので、場所を選ばすモバイル作業ができるというのはありがたい。しかも、キートップは防汚塗装されており、指紋がつきにくく、テカりにくいというのも嬉しい。
キー配列も日本仕様のため、海外メーカーにありがちな英語配列に無理やり日本語配列のキーを配したなんてこともなく、すべて等幅で配されている。筆者のように「かな入力」だと、日本語を入力するのにほぼすべてのキーを使うため、キー幅が違っていたり、配置が違っていると、それだけでストレスに感じてしまう。
また、VAIOのすごいところは、日本語配列だけでなく英語配列も用意しており、カスタマイズで選べるところ。キートップの文字を隠すという洒落た仕様も用意されており、ここまでキーボードにこだわっているメーカーはそうはない。
そんなキーボードも絶えず進化してきており、VAIO SX14に搭載されているキーボードはこれまでの集大成といっても過言ではない。思考の邪魔をしない、自然と無理なくタイピングができる環境というのが、VAIOには備わっているのだ。
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