TGSには初出展!ブースレポートもお届け
虚淵玄さんも登壇!NetEase Gamesの東京ゲームショウ2023での新作発表会をレポート【TGS2023】
『荒野行動』や『第五人格』などを開発・運営するNetEase Gamesは、「東京ゲームショウ2023」(TGS2023)に初出展。初日の21日にはブース内のステージにて記者会見を行ない、制作中の新作ゲームを発表した。
記者会見が始まると、NetEase シニアバイスプレジデントのイーサン・ワン氏が登場。ワン氏は、「日本のプレイヤーに、ハイクオリティーなゲームを体験してもらうために来ました。弊社にとって、日本は世界でもっとも重要な市場のひとつ。日本のプレイヤーは高い目線を持っているので、我々にとってプレッシャーでもあり、モチベーションにもなっている」と語った。
虚淵玄氏が開発中の新作アクション『Rusty Rubbit』
続いて登場したのは、「魔法少女まどか☆マギカ」や「PSYCHO PASS」の作者として知られる虚淵玄氏(ニトロプラス)が登壇。NetEaseから発売予定の新作『Rusty Rabbit』の企画原案者として紹介された。
本作はPC(Steam)とPlayStation 5用の横スクロール探索型アクション・アドベンチャーゲーム。主人公のウサギは、見た目はかわいいのにニンジン型の葉巻を咥えた、ちょっとクセのあるキャラクターだ。
虚淵玄氏は「ハードなシナリオを書きたかった。だが、それだけではつまらないので、主人公をウサギにしました(笑)」とコメント。会見ではプロモーション映像が上映されたが、詳細については言及されなかった。
PVの内容は、美しいグラフィックとミステリアスな世界観が目を引く映像だった。虚淵玄氏がどのような仕掛けを用意しているのか、続報に注目だ。発売日は、2024年を予定している。
フランスのQuantic Dreamが支援したインディーゲーム
続いて登壇したのは、Quantic Dream(クアンティック・ドリーム) 共同CEOのギヨーム・ド・フォンドーミエール氏(Guillaume de Fondaumiere)。クアンティック・ドリームは2022年からNetEase Gamesに加入したフランスの企業。同社の代表作は『HEAVY RAIN 心の軋むとき』や『デトロイト ビカム ヒューマン』など。
2023年に同社はパブリッシングレーベル「Spotlight by Quantic Dream」を立ち上げ、優良なサードパーティー製インディータイトルを発表している。
会見でギヨーム氏は、「我々は25年の間、ゲームを開発し続けている。その技術やノウハウを使って、パートナーとなったクリエイターたちをサポートしていく」と語った。ステージで発表されたのは、『Dustborn』と『Under The Waves』『Lysfanga: The Shift Warrior』の3本。
『Dustborn』は「言葉の力」をテーマにしたサードパーソンアクションアドベンチャー。ギヨーム氏は「本作の開発は、小さなチームなのに尖ったゲームを作る集団。このゲームは深みのあるストーリーが特徴」と評した。
2つめの『Under The Waves』はすでに配信中のタイトルで、1970年代の北海の深海が舞台としたアドベンチャーゲームだ。『Dustborn』とは反対に、本作は経験豊富なクリエイターが所属するスタジオで開発されたとのこと。
最後に紹介された『Lysfanga: The Shift Warrior』は、軍隊を作って戦うハック&スラッシュゲーム。ギョーム氏は、「一般的なハクスラと異なり、戦略性が高いのが特徴」と語る。かなりお気に入りのタイトルのようだった。
注目の新作『Project Mugen(仮)』のPV上映
会見の最後に、先日発表されたばかりの注目作『Project Mugen(仮)』のプロモーション映像が上映された。本作はPCとモバイル、PlayStation 4、PlayStation 5でリリース予定の都市型オープンワールドRPGだ。
セルルックなグラフィックと、爽快感あふれるアクションが本作の特徴。広大なマップはフックを使って空中移動したり、車やバイクで移動できる。また、マップ上のさまざまなオブジェクトは破壊可能。ほかのプレイヤーと一緒に遊ぶのが楽しそうな期待作だ。
発表はPV上映のみに留まったが、今後の続報を期待したい。
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