• Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

イベントレポート

注目の特集

アクセスランキング

週刊アスキー最新号

  • 週刊アスキー特別編集 週アス2024May

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

MITテクノロジーレビュー

ゲーミングブランド「V custom」の新モデル、予約購入だと1万9980円で購入可能

アクチュエーションポイント可変可能で約2万円のキーボード「VK600」がエレコムから登場

2023年09月19日 12時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

「V custom磁気式アクチュエーションポイント可変キーボード VK600」

 エレコムは9月19日、ゲーム向けデバイスブランド「V custom」シリーズの新製品として、磁気式キーボード「V custom磁気式アクチュエーションポイント可変キーボード VK600」(以下、VK600)を発表した。カラバリはブラックとホワイトの2色。

ブラック

ホワイト

 10月下旬に発売予定で、9月19日からエレコムダイレクトショップで予約販売を開始する。予約販売では、通常価格が2万2980円のところ期間限定で1万9980円で購入可能だ。期間は10月12日11時59分まで。

キー入力のオンオフの距離を0.1mm単位で設定可能

アクチュエーションポイントを0.1mmから3.8mmの範囲で設定できる

 VK600は、磁気式アナログ検知スイッチを採用しており、アクチュエーションポイントを0.1mmから3.8mmの範囲で設定できるのが最大の特徴。同社の専用設定ソフトウェア「EG Tool」を使用することで、0.1mm単位で設定可能だ。

キーオンまでの距離をカスタムできる

キーオフの距離も

EG Toolの画面。数値を入力する簡単操作でアクチュエーションポイントが可変できる

 入力を認識するまでのオンの距離と、キーを戻してからオフになるまでの距離をそれぞれ設定できる。オフになるまでの距離を短めに設定することで、即座に入力指示がストップするため、「VALORNAT」のようなストッピングが重要なタイトルでとくに活躍するとのことだ。

 また、操作するキーの押し込み量によって動作設定ができる「2ndアクション機能」を搭載。例えば、WASDでキャラクター移動をするタイトルで、Wに2ndアクションを設定するとする。深い押し込みにW+左シフトを設定しておくと、浅い押し込みで歩き、深く押すとダッシュするといった操作が可能になるというわけだ。

 EG Tool上にカスタムしたセットを複数用意することが可能なので、ゲームタイトルや用途に合わせて切り替えることが可能。ただし、キー入力での切り替えは用意されていないので、設定を切り替えたい場合はEG Toolを必ず起動する必要がある。また、EG Toolは、ほかのメーカーのソフトウェアとの干渉を避けるため、ウィンドウを閉じると完全にオフの状態になるという。これにより、ゲームプレイ中にEG Toolのほうにパソコンのパワーを持って行かれる心配がないとことだ。

 さらに、アクチュエーションポイントを浅くした際の、誤動作防止機能も用意してある。こちらに切り替えることで、0.0mm~0.2mmのキーオンと、4.0~3.6mmのキーオフを制限することができる。セット切り替えが面倒なときは、普段使い中は誤動作防止機能をオンにして、ゲームプレイ時にオフにするといった使い方も可能だ。

プロゲーマーと開発したキーキャップにも注目

「ネオクラッチキーキャップ」を採用

 キーキャップは、プロゲーマーを含むプロジェクトチームで開発した、同社オリジナルの「ネオクラッチキーキャップ」を採用している。各キーに独自の凹みを採用しており、キーが指にグッと食いつきつつ離れやすくなっているため、ゲームプレイ中の操作ミスをしにくいキー形状になっているという。

 加えて、各キーには潤滑油を塗布ずみで、滑らかな押し込みも実現。なお、キーボード内部にシリコンの吸音パッドも搭載しているので、静かに打鍵できるのもポイントとなっている。

シリコンの吸音パッドも搭載

ワイヤレスマウスのドングル用に、USB 2.0を搭載。ほかのデバイスと干渉しないように、あえて2.0を採用しているとのこと

 同社によると、磁気式キーボードは複数のメーカーから登場しているが、品薄で手に入りにくかったり、価格が光学だったりすることもあり、これはエレコムが作るしかないと思い、開発に至ったという。また、FPSプレイヤーを中心に、マウスを振るスペースをしっかりと確保したい人向けに、本製品はコンパクトなサイズとなっているが、今後はテンキーレスやフルサイズといったモデル展開も検討中とのことだ。

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう