ComfyUI版AnimateDiffも登場
専用のDiscordでは情報交換が活発にされていますが、現状最も大きな話題になっているのは、9月2日にコミュニティの支援を受けつつ開発が進められていた、Kosinkadinkさんの「ComfyUI AnimateDiff Evolved」です。
これはノードベースの画像生成ツール「ComfyUI」でAnimateDiffを使用するもの。WebUI A1111が抱えていた数々のバグの問題を解消したうえ、アップスケーラーの「Upscale」や、「ControlNet」にも最初から対応しているというバージョンです。
ControlNetを使う場合、2秒/16コマに合わせて枚数分の参照用データが必要になりますが、冒頭に挙げた動画のように、非常に美しい動画が生成されます。
うまく行った。サンプルのUpscaler 1.5倍の768x768でも成功した。色味の退色なくとてもきれいな色彩。画像サイズが大きいから、これまで以上にきれいに見える。 #AnimateDiff#ComfyUIpic.twitter.com/xZRXkgvbPL
— Alone1M (@Alone1Moon) September 3, 2023
実際、生成AIでのアニメーションの可能性を模索されているtoyxyzさんは、さっそくControlNetとOpenPoseとを組み合わせて、格闘ゲームの待機モーションのような動画を作って公開されています。
ComfyUI Animatediff conditioning(Set mask) test #stablediffusion#AIイラスト#AI#AnimateDIFF#ComfyUIpic.twitter.com/zM3ZLYb4Ju
— toyxyz (@toyxyz3) September 1, 2023
Openpose + Lineart pic.twitter.com/JMlHMD3s78
— toyxyz (@toyxyz3) September 1, 2023
▲棒人間がOpenPoseで、線上のものがLineart
アニメやゲームに影響を与えるのは時間の問題
今はまだ、長時間の動画を作ると破綻してしまうとか、特に手や指などをきちんと描写するのが苦手で、カメラワークのコントロールが難しさといった、画像生成AI固有の課題を抱えています。
しかしAnimateDiffが登場した7月からここまでにかかった時間はわずか2ヵ月。今後、生成できる時間が2秒から数秒に伸び、それが数分のプロモーションビデオになり、さらにはショートストーリー(短尺動画)なりに応用されることは容易に予想が付きます。アニメやゲームの映像制作に影響を与えるようになるのも、時間の問題ではないでしょうか。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第170回
AI
「うわ、すげえ!」Unreal EngineをCodexに操作させたら制作の常識が変わった -
第169回
AI
もはやローカル動画生成AIの枠におさまらない。MiniMax H3の奥が深すぎる -
第168回
AI
とんでもない動画生成AIが出てきた 無料で試し放題の「MiniMax H3」を徹底検証 -
第167回
AI
“Fable級が無料”は本当か AI市場を震撼させた「Kimi K3」を試した結果 -
第166回
AI
社内WebサービスをAIで開発 完成後に直面した運用の壁 -
第165回
AI
AIがBlenderを勝手に操作 3D制作のハードルが一気に下がった -
第164回
AI
AIはすでに、私たちの心を内部で再現しているのかもしれない -
第163回
AI
無料の画像生成AI「Krea 2」が話題 実写もアニメもこなす新勢力 -
第162回
AI
ローカルAIで“しゃべる推理ゲーム”を作ったら、思ったよりちゃんとゲームになってきた -
第161回
AI
わずか3日で停止された新AI「Claude Fable 5」は何がすごかったのか -
第160回
AI
寝不足になるほど面白い ローカルAIと音声合成をつないだら、キャラが普通にしゃべり始めた - この連載の一覧へ








