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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第52回

美少女イラスト、AI技術で立体化 ポケットサイズの裸眼立体視ディスプレーが人気に

2024年02月05日 07時00分更新

文● 新清士 編集●ASCII

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 ポケットサイズの裸眼立体視ディスプレー「Looking Glass Go」クラウドファンディングが昨年からkibidangoで始まりましたが、日本国内だけ2月末までの延長が決まりました。クラウドファンディングサイトKibidangoでの1月末時点の結果は目標達成率1000%を超え、出資者は約1400人、集まった金額は約6000万円という結果が出ていたものです。

Looking Glass Go(kibidangoでクラウドファンディング実施中)

 これがどれぐらいの規模かというと、海外ではKickstarterで出資を募っているんですが、1月16日に締め切られた結果は2365人の支援者に、約68万ドル(約1億円)という結果でした。さすがに数は多いのですが、そのうち国別で見ると、アメリカからの出資者が1176人で、日本からも127人がこちらで頼んでいる。つまり、合計人数を国別でみるならアメリカ人より日本人が多いという状況なんです。そういう背景もあって、日本だけ1ヵ月延長したのではないでしょうか。

kibidangoだけで出資額6000万円を超えた

日本で異様に盛り上がったLooking Glassコミュニティ

 なぜ日本でここまで受け入れられているのか。開発製造元のLooking Glass Factory社は商品説明ページにKibidangoにKickstarterにはない、以下のようなコメントを追記しています。

 「私たちの会社は日本から遠く離れたニューヨークのブルックリンにありますが、私たちにとって日本はとっても身近で大切な場所で、そこにはすでに数多くの仲間たちがいます。Looking Glassがここまで来れたのも日本のコミュニティのおかげだといっても過言ではありません」

 「私たちはこれまでにも第一世代の空間ディスプレイを開発し、何万台も出荷してきましたが、その用途は主に開発者向けや産業用でした」

 「開発者用モデルとも言えるこれまでのLooking Glassのディスプレイを、とりわけ日本の開発者の方々にはとても気に入っていただき、熱量の高い開発者コミュニティが生まれました。我々はそうしたコミュニティからのフィードバックを受けながら、共に開発を続けてきました。そして今回、ついに一般の方々にも手にとって楽しんでもらえるプロダクトが完成したのです」

 要するに、海外では3Dディスプレーはが産業用として受け入れられる一方で、日本のユーザーは初期段階から個人的に利用してる人がすごく多かったということですね。Looking Glassの第1世代は2018年に登場しましたが、その頃からUnityと組み合わせて「ユニティちゃん」(Unity Technologies Japanオリジナルキャラクター)を踊らせてみたりといったホビー用途での利用が日本では盛り上がったのです。Looking Glass Factoryの大きな目標には、裸眼立体視ディスプレーの個人用途での普及というものが目指されており、それが最初に立ち上がった日本市場を重視していて、日本だけ別途のクラウドファンディングをやっているという状態です。

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