ワークスモバイルジャパンは8月1日、まつおかが「LINE WORKS」を導入したことを発表した。
全国の百貨店や駅ビルに惣菜店を出店するまつおかは、ほとんどの店舗がテナントであるため自前のネットワーク回線が引けず、また電話とFAX、メールといった複数の連絡手段はあるものの、本社と店舗間の円滑な連絡が難しいことが以前からの課題となっていた。
そのような中、店長に貸与している携帯電話をスマホに切り替えると同時にLINE WORKSを導入。分散していた連絡手段をLINE WORKSに集約し、本社と全国63店舗の情報連携が強化された。本社からの連絡がスムーズになっただけではなく、参考にしたい他店舗の総菜の盛り付けやPOPの効果的な掲示方法を、写真を通じて瞬時に全店長宛に共有するなど、多店舗における販売促進にも役立っているという。
地域の店舗群を統括するエリア長は、各店舗の総菜の盛り付け写真を撮り、定期的に開かれる戦略会や店長会の場で、他店舗が参考にできる盛り付け事例を公開している。以前は、写真を撮影した後、会社のPCに一度アップロードしてからファイルサーバーに格納する工数が発生していたが、LINE WORKS導入後はスマホで撮影した写真をそのままDriveに保存できるようになり、共有が非常にスムーズになった。
その結果、盛り付け例をメンバーは随時閲覧でき、担当エリア以外の状況を知ることが可能に。催事の販促用POPが効果的に掲示された事例の写真もLINE WORKS上で共有するようになり、こうした取り組みは、より効果的なVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の発案や指導・実践に結びついているという。
さらに、惣菜や弁当の新商品を毎シーズン10品ほどリリースする中で、商品の売れ行きや購入者の反応といった情報を店長から集めるため、スマホで簡単に回答できるアンケート機能を使用。Excelで作成した質問をメールに添付して送っていた頃よりも回答率が向上した。また、手作業での集計作業も不要になり、自動作成されたグラフを報告会議などでそのまま使えるため、資料を作成する工数も削減できたという。
人事部門では、新卒の採用内定者専用のLINE WORKSアカウントを作成し、内定者のLINEと外部トーク連携でつながるようにしたことで、メールでのやりとりに比べ、内定者とテンポよくコミュニケーションできるようになった。
ワークスモバイルジャパン公式サイトにおいて、まつおかへのインタビューを掲載している。
URL:https://line.worksmobile.com/jp/cases/souzai-matsuoka/