業務を変えるkintoneユーザー事例 第184回
福岡開催のクラウドガーデンで聞いた支援する側、支援される側のリアル
内製化と外注開発のいいとこどり 第三の選択肢「伴走支援」とは?
2023年07月03日 10時00分更新
伴走支援で得られた業務改善
山崎:伴走支援を受けたことによって、どういった効果を得られましたか?
山下:導入して最低限業務が回るようになったタイミングで、コロナウイルスの大波が来て、全員在宅リモートワークになりました。kintoneを導入していなければ、絶対に在宅勤務はできませんでしたね。タイミング的には、とてもありがたいことでした。
以前は、データを探す時に時間がかかっていたのですが、今は基本的に紐づいているので、探す時間が減りました。手書きすることも減ったので、ペーパーレス化も実現できました。ボールペンの消費量もだいぶ減りました。
属人化しているシステムだと、使うために覚えることが多くなるので、行武さんにはそこを簡素化して作りたい、と相談しながら作りました。
行武:リクエストがあったので簡素化にはこだわっています。古いシステムではその機能を使っているのか使っていないのかが、わからないことがよくあります。迷ったら捨てる。大掃除と一緒ですね。迷ったら、とりあえず捨てて、必要になった時にまた追加しましょう、という形で進めました。
山崎:業務整理をする時に、この業務って昔からやってるけど、果たして本当に必要な業務・工程なのか、ということはよくありますが、そぎ落とすのには意外と勇気がいります。そのあたりは、どうでしたか?
山下:確かにそれはちょっとありました。でも、後から追加すればいいって言われると、とりあえず最低限、普段使ってるものからまず入れていこうってなりました。
行武:私から見ても、エンドラインさんはすごく潔ぎよかった印象があります。よし、捨てよう、とりあえず使おうって。
山崎:SACCSYさんが考える伴走支援とはどういうものですか?
行武:外注ではあるのですが、アプリを納品して終わりではありません。アプリ作ることが目的ではなく、それを使って成果を出すことが目的です。あとは、私は(支援先の会社の)社員のつもりで会話をします。本当に業務改善を達成するには、いかに私たち外様の人間が、本人事として、お客様の業務のことを捉えられるかっていうことが重要です。そのため、長くお付き合いするほど、よりパフォーマンスを発揮ができると考えてます。
山崎:エンドラインさんとのお付き合いも3年半ということなんですが、この間、ブラッシュアップする点はありましたか?
山下:最初に作ってもらった項目を、今は使ってないんで消したいですとか、連携してもらいましたけど、一旦外してください、と結構、二転三転することがあります。
行武:事業も変化するので、そういうことはあって然りだと思ってますし、それがあった時にいかに最適な対応できるかっていうところが、我々のミッションだと思ってます。
迷っているなら伴走支援をぜひ
山崎:最後に山下さんから、伴走支援を受けてみたいけど、どうなんだろう、と迷われている方に一言お願いします。
山下:迷ってるんだったらぜひ、というのが結論です。弊社も、最初はシステムの細かいことはわからないので、こういう使い方したいですとアバウトな言い方をしていたのですが、それをSACCSYさんが分解して、具体化してくださったので、そこからシステムの使い方が見えてきたところはあります。
システムを理解するところからとなると、どうしても時間がかかるし、精神的なハードルも高くなりますが、、それをしなくてよいというのは心強かったです。悩んでるのであれば、ぜひ、ご相談してみるといいと思います。
山崎:今日のセッションのまとめです。kintoneの導入に重要なのは、「どう進めるか」ということです。内製するのも結構辛いし、外注も大変そうだ、という方には、伴走支援という第3の選択肢をぜひ持っていただきたいです。
最後に、どのパートナーがいいんだろう、どういったパートナーがいるんだろう、といったご相談事がある場合には、サイボウズのパートナー選定支援サービスをご利用ください。
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