ネットで「ヒヤっとした話」を集めよう 第26回
ダークウェブをモニタリングしてくれる機能がおすすめ
自分の個人情報がダークウェブで売られるわけない(笑)という思い込みでヒヤリ
2023年06月30日 13時00分更新
ダークウェブに個人情報が漏れたらアラートしてくれる機能がある
今回の投稿者さんのように『ダークウェブなんて一般人の自分には関係ない』と思っている人は少なくないかもしれません。しかし、Twitterに登録されているようなメールアドレスは「生きているメールアドレス」として、サイバー攻撃者たちの格好の餌食となってしまいます。
おすすめの関連記事
個人情報とプライバシーの違い!? セキュリティ企業が戸惑うアンケート結果とは
もちろん、アカウント情報に利用されているメールアドレスとパスワードがセットで漏れていれば、パスワードリスト攻撃によって不正アクセスの被害に遭う可能性もあります。
ダークウェブに漏れてしまった自分のユーザー情報は、速やかに変更もしくは削除するしかありません。しかし、Twitterの件は報道があったから自覚することができたものの、「ユーザー情報がダークウェブに漏れた!」ということをどうやって察知すればいいのでしょうか。
たとえば、発売開始したばかりの「マカフィー プライバシー&アイデンティティガード」には、メールアドレスや銀行口座など個人情報がダークウェブに流出した場合に通知してくれる「IDモニタリング」機能、そして流出後に発生するさまざまな問題への対処を専門家が肩代わりしてくれる「ID復旧サポート」機能が搭載されています。
これらは、マカフィーが定期的にダークウェブの情報を調査していることで実現されている機能です。
実際、流出が発生してからニュースなどで報じられたり、ユーザーに連絡が届いたりするまでに数ヵ月かかることも珍しくありません。流出した個人情報を使った詐欺行為やサイバー攻撃はその数ヵ月の間に実行されてしまうでしょう。ですから流出発生からユーザーに一報が伝わるまでのタイムラグを極力短くすることは、被害の軽減に役立ちます。
こうした機能から通知が届いたら、間髪入れずアカウントのパスワードなどを変更、場合によってはアカウント削除といった対応を取ることで、被害を最小限に抑えられます。
また、子どもや祖父母など自ら対処することが困難な人たちの個人情報が流出してしまった場合でも、専門家がサポートしてくれるので、何もできず次々と悪用されてしまう事態は避けられます。
ウカウカしていると、スパムメール、フィッシングメールが急増してしまったり、不正アクセスの被害に遭ってしまったりすることになりますから、ぜひ利用していただきたい機能です。
今回の投稿者さんは、ダークウェブを利用した悪意ある攻撃が決して他人事ではないことを、大量のフィッシングメールを受け取ることによって実感したようです。
さすがにTwitterのアカウント情報は変更した後だとは思いますが……もし、まだなら、すぐさま変更するべきでしょう。またヒヤリとする事件に巻き込まれるかもしれませんよ!
あなたが聞いたすべらない
「ヒヤッと/ホッとした話」を共有しましょう!
この連載では、アスキーのYouTubeチャンネル特番「ネットでヒヤッとした話~アスキー×マカフィー」からスピンアウトした、「思わずヒヤッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介しています。
ご自身あるいはご家族が遭遇した体験談、はたまた友人知人から聞いた話でもOK。純粋(︖)なサイバー攻撃から、ネットで交流する上でのリテラシーにまつわるイザコザまで広くお待ちしています。ご応募はこちらから!
この連載の記事
-
第42回
デジタル
最新詐欺「ビッシング」の自動音声に騙されそうになってヒヤリ! -
第41回
デジタル
サブスクが自動更新!? 実はキャンセル手続きがフィッシング詐欺でヒヤリ! -
第40回
デジタル
インプレゾンビよ静まれ! 災害時の情報収集にヒヤリ、を通り越して失望…… -
第39回
デジタル
謎の急増!? 突然押し寄せてきた大量詐欺メールにヒヤリ -
第38回
デジタル
有名人を使って騙す「SNS型投資詐欺」にヒヤッのちムカッ -
第37回
デジタル
公共料金が未払いだと嘘をつくフィッシング詐欺メールにヒヤリ! -
第36回
デジタル
親戚宅のWi-Fiルーターが脆弱性でニュースになった製品でヒヤリ! -
第35回
デジタル
我が家の緊急連絡網がスカスカでヒヤリのち諦観 -
第34回
デジタル
母が詐欺メールに気づかないお人よしでヒヤリ&衝撃 -
第33回
デジタル
深夜までスマホどっぷりの甥っ子・姪っ子……ノンコントロールな様子にヒヤリ -
第32回
デジタル
ブラウザ操作を妨害する不快な「サポート詐欺」にヒヤリ&イラリ - この連載の一覧へ