mixi2で思い出す、mixi時代の記憶
ASCII.jpのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第45回。今回は「かつて使っていたWebサービスにヒヤリ!?」というお話をお届けします。
「そういえばあのWebサービス、パスワードなんだっけ?」でヒヤリ
突如出現したmixi2に驚きつつも懐かしさから登録。と同時に、mixiのアカウントを10年以上放置していることに気づいてしまい、慌ててログインを試みたのですがパスワードを覚えてないのでログインできず。「余計なこと書いてたらどうしよう!?」と夜中にひとり悶える毎日です。
今回のヒヤリ案件は、過去に利用していたWebサービスでアカウント情報の記憶がまったくなくて困った、というお話です。
過去の自分の投稿が残っているはずなのに確認する術もない。さらに過去の自分を問い詰めたいぐらい恥ずかしい文章がいまも読める状態になっていたりすると、これはもう悶絶ものというものです。mixi全盛期のころ、多くの人があれやこれや書き綴っていました。投稿者さんならずとも、皆さん身に覚えがあるのでは?
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順当な手順なら、パスワードリセット機能を使えば、とりあえずパスワードを再設定してログインし直すことでそういった恥ずかしい過去を抹消する機会が得られるでしょう。
しかし、今回の投稿者さんのようにかつてmixiにアカウントがあったことを思い出せるならまだ対処できる術がありますが、長い長いインターネット利用歴で、もはや自分がどんなサービスを利用していたかを思い出すことが難しくなっている人も少なくないことでしょう。
「昔のWebサービスのアカウントだから放っておいていいか……」なんて思うのは大きな間違いです。単純に自身の黒歴史が残っていることが問題なのではありません。もしそういったアカウント情報が何らかの理由で流出してしまえば、当該のアカウントが乗っ取られ、悪用される可能性があります。かつて登録した個人情報が流出する危険性も高まります。
また、そこで使っていたパスワードを使い回しているようなことがあれば、それらを悪用する「クレデンシャルスタッフィング攻撃」の被害に遭う可能性が高まり、今現在使っているほかのサービスが不正に利用されることにもなりかねません。

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