人気モデルの多くは日本で企画、本社と協力して開発!
AKRacingゲーミングチェアはなぜ満足度が高い? 日本上陸から今までの歴史や取り組みから探る
提供: AKRacing
AKRacingより先に、ゲーミングチェアの認知を広げたかった
ゲーミングチェアのブランドが増えるのは、悪いことでない
──テレワークの加速によって、編集部員の中でもAKRacingのゲーミングチェアを自宅に導入した人が結構います。そういう意味でも、その方向性は大正解だったというわけですね。では、どうやってAKRacingの認知を広めていったんですか?
木村氏:AKRacingというより、まずはゲーミングチェア自体の認知を高めることを目指しました。
──そう考えると、私がゲーミングチェアの存在を知ったのも、AKRacingの製品でした。とはいえ、ゲーミングチェアの認知が広がっていくにつれて、ほかのメーカーからもどんどんゲーミングチェアが出てきましたよね。
木村氏:私は、ゲーミングチェアのブランドが増えていくことは、決してネガティブにとらえてはいません。いろんなメーカーが参入し、市場を広げていき、大きなマーケットを形成できればと思います。より高品質でデザインの優れた良い製品が生まれることで市場が活性化できればとよいと思います。
──市場の活性化という意味でも、ブランドより先にゲーミングチェアの認知を広げる活動を行なっていたのですね。とはいえ、製品に自信がないと、その方法はとりづらいとも思います。
木村氏:おっしゃるとおりです。当社は国内総代理店という立ち位置ですが、日本で展開している製品の多くは、我々が企画してAKRacing本社と共同開発したものになります。メーカー側も積極的な協力体制でいてくれるので、日本向けの製品を開発、リリース出来るのも強みの1つです。
──座椅子の「極座」や、女性やお子さん向けの「Pinon」、ワンピースや本田翼、野球やサッカーのコラボモデルなど日本向けとして企画されてプロダクトの1つですか?
木村氏:そうですね。最近ではゲーミングチェアの購買層も広がっています。しかし、ゲーミングチェアのほとんどが大人向けのものです。女性やお子さんでも使えるゲーミングチェアとして「Pinon」をリリースしました。
──最近でいうと、デニム生地を採用した「Denim」シリーズも、御社発案の製品ですよね?
木村氏:合皮の製品だと、耐久性には限界があります。決して安い製品ではないので、なるべく長く使っていただきたいということで、吸水性に優れ、夏でもベタベタしないほか、使えば使うほど味が出てくるデニム生地を採用した製品を開発、リリースしました。
──岡山デニムを採用しているという点にも、コダワリを感じます。
木村氏:Denimシリーズを海外でも販売したいとAKRacing本社から言われています。今後も、海外でも展開できる製品を企画することで、グローバルなビジネス展開にも貢献できればと考えています。加えて、今後もさまざまな素材を採用した、快適に座ることができるゲーミングチェアの開発を進めていきたいと思っています。