使用済み風力タービンの羽根がゴミの山に? 再生可能にする新手法
風力タービンのブレードは極めて堅牢であるため、寿命を迎えたとき、どう処分するかが問題となっている。新しいケミカル・リサイクル手法により、埋め立てられる運命の材料が再利用可能になるかもしれない。
世界最高性能の誘電体蓄電器を開発、全固体電池へ前進=名大など
名古屋大学と物質・材料研究機構(NIMS)の共同研究チームは、分子レベルの厚さ(1.5~3ナノメートル、1ナノメートルは100万分の1ミリメートル)で高い誘電率と高い絶縁性を兼ね備えたナノシートを開発。ナノシートの積層素子で、現行の誘電体キャパシタ(蓄電器)の性能限界を突破する世界最高のエネルギー密度を実現した。
マイクロソフトが購入契約、 夢の「商用核融合炉」 5年後に稼働するか
オープンAIのサム・アルトマンCEOらが出資する核融合発電のスタートアップ「ヘリオン・エナジー」は、発電所の2028年の稼働開始を見込んでおり、第1号顧客としてマイクロソフトへの電力供給契約をすでに取り付けた。
ヒトの多様性を説明、新たなゲノム地図「パンゲノム」が発表
カリフォルニア大学などの研究チームが、47人の多様な人々のDNAを1つの巨大な遺伝子地図帳にまとめた「パンゲノム」を発表した。私たち一人ひとりをユニークな存在にするDNAを解き明かすかもしれない。
完全に「グーグルAI」だった2023年のグーグルI/O
グーグルの開発者向け年次イベント「グーグルI/O」が5月10日に開催された。MITテクノロジーレビュー編集長のマット・ホーナンは現地でこのイベントをどう見たか。
中垣 拳:テクノロジーと人との新しい関係性を創造する研究者
シカゴ大学助教授の中垣 拳は、ロボット工学や素材の感覚を融合した「動く・変形する」ユーザー・インターフェイスを通じて、機械やデジタル情報と人との新しい関係性を追究している研究者だ。
医療AIの落とし穴、医師が「信じすぎる」問題に解決策は?
医療の現場に人工知能(AI)がますます導入されるにつれ、医師がAIの診断を信用するあまり、「AIパターナリズム」に陥る可能性がでてきた。私たちはAIの判断をどこまで受け入れればよいのだろうか。
チャットGPTは ロビー活動をどう変えるか
法律の小さな修正によって、企業などの特定の利害関係者に利益をもたらす「マイクロ立法」が、チャットGPTなどの生成AIによって加速する可能性がある。
MITテクノロジーレビューからのお知らせ
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.10 世界を変えるU35イノベーター2022年版
MITテクノロジーレビュー選ぶ「U35」イノベーター特集!MITテクノロジーレビュー恒例のU35(35歳未満)のイノベーター特集号。人工知能(AI)/ロボット工学、インターネット、通信、コンピューター/電子機器、輸送、持続可能性、生物工学など幅広いテクノロジー領域で活躍する2022年の日本を代表する若手イノベーター14人、米国・中国・欧州などで活躍するグローバルのイノベーター35人を一挙紹介する。 第2特集では、「テクノロジー大予測2023」として、AIから量子コンピューター、宇宙開発、mRNAワクチンまで、重要トレンドをMITテクノロジーレビューが徹底予測。各分野の専門家や有力プレイヤーへの取材をもとに、技術・資金・政策などの多角的な視点で解説する。
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