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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第89回

【今月の自作PCレシピ】Core i5で組むビジネス、学業におすすめのPC

2023年05月20日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

ゲーミングPCだけが自作じゃない!

 PCを自作する主な目的は、PCゲーミングという人が大半だが、ビジネスワークやクリエイティブ作業といったシーンを目的にしたPCも忘れてはならない。そこで今回は、ビジネスワークや学業向けのレシピをお届けしよう。

 レシピを考えてくれたのは、TSUKUMO eX. 6階スタッフのひとりである紅谷さん。同店は、週末ともなるとPC自作一式の見積もりを希望する人で賑わう。カリスマ店員の紅谷さんに希望を伝えてレシピを考えてもらおうと、彼目当てに来店する人がいるほど。そんな自作レシピのプロ中のプロに、基本中の基本のレシピを提案してもらった。

 シンプルなパーツ構成になるが、定番パーツとともに、いまオススメのパーツをしっかりと組み合わせたレシピになっている。

中央通りのTSUKUMO eX.。地下1階から6階までBTO PCやパソコン周辺器機、PCパーツなどを扱う

6階スタッフの紅谷さん

Core i5を組み合わせた基本のレシピ

ビジネスや学業向けとなる基本中の基本レシピ
CPU インテル「Core i5-13500」
(14コア/20スレッド、最大4.80GHz)
3万6980円
CPUクーラー Deepcool「AK400 R-AK400-BKNNMN-G-1」
(サイドフロー、120mmファン)
3980円
マザーボード MSI「PRO B760M-A WIFI DDR4」
(インテルB760、Micro ATX)
2万2581円
メモリー Crucial「CT2K16G4DFRA32A」
(DDR4-3200、16GB×2枚)
1万530円
SSD Samsung「980 PRO MZ-V8P1T0B/IT」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
1万2580円
ビデオカード CPU内蔵GPU 0円
PCケース CoolerMaster「Silencio S400」
(ミドルタワー)
1万2980円
電源ユニット ANTEC「NeoECO Gold NE750G」
(80PLUS GOLD 750W)
1万3990円
総額(税込)   11万3621円

※価格は5月15日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

 CPUは、Core i5-13500を選んだ紅谷さん。空冷CPUクーラーで冷やせるうえ、Pコアが6コア、Eコアが8コアのバランス良い配分で、大型連休中のゲーミングPC自作にも一番人気だったという。

 14コア/20スレッドCPUの性能を最大限引き出せるコスパ良い空冷CPUクーラーに、高速かつ容量の不安のない1TBのNVMe SSDと静音PCケース、そしてトレーディングに使える最大4画面出力への対応と、ポイント豊富なレシピになっている。

シンプルな構成になる基本のレシピ。総額は11万3621円だ

 CPU内蔵のGPUを使用するため、ビデオカードは非搭載になる。とは言え電源ユニットの容量は750Wなので、あとからビデオカードを搭載することも十分可能になっている。購入時は予算を抑え、後々、ビデオカードを追加するといった流れがオススメだ。

GeForce RTX 3060クラスのビデオカードを搭載できる

14コア/20スレッドCPUのCore i5-13500。空冷CPUクーラーで使え、内蔵コアのバランスも良いとあって人気という

CPUクーラーには、Deepcool「AK400」を搭載する

120mmファン採用のサイドフロータイプで、Core i5の性能を最大限引き出しつつ、静かに冷却する

OSが必要な場合は、パッケージ版またはDSP版を購入しよう

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