ダウンライトに使えて、電球みたいに簡単に交換できて、しかも高機能。パナソニック エレクトリックワークス ライティング事業部の「LEDフラットランプ」シリーズをご存知でしょうか。
近年、住宅市場では広々としたリビングダイニングの需要が増加。省エネ性能を高めた高気密住宅や、コロナ禍には在宅ワークなどの新たな需要も出てきました。これらの多様なニーズに答えるために新製品を続々と展開しているのがLEDフラットランプです。
LEDフラットランプはGX53口金を使ったLED照明。ダウンライトとして狭い天井懐にも対応可能な薄型LEDランプで、簡単に電球交換ができるのが特徴です。
一体型のLEDランプは3900円程度と安価ですが、電球交換に電気工事士の資格が必要で、工事費用も発生していました。一方、LEDフラットランプは6400円程度とやや高価ですが、誰でも簡単にランプ交換ができる上、高気密住宅にも対応可能。
対応器具は業界トップクラスのバリエーションを用意。屋内用と屋外用の様々な種類の製品をラインナップしています。
加えて、機能性のある製品も用意しています。明るさと連動して心地よい光の色に変化する「シンクロ調色」機能付きの製品や、壁のスイッチで光の色を簡単に切り替えられる製品、人の動きに合わせて必要なときだけ点灯するセンサータイプの製品。さらに、ものの本来の色を忠実に再現する高演色性の「美ルック」タイプなどを用意しています。
2023年2月に発売されたばかりの「LEDフラットランプ光色・配光切り替えタイプ」は、光の色温度と広がり方を変えることで在宅ワークやリビング学習を快適にする機能が備わっています。拡散タイプで食事などのリラックスした空間を楽しんだり、集光タイプに切り替えてパソコンやタブレットを見やすくすることができるといいます。
ランプ交換だけで高機能に
そんなLEDフラットランプを、パナソニック社内で体験させてもらいました。
LEDフラットランプをダウンライトから外して手に取ってみると、本当に小さくて薄いことがわかります。取り外しも矢印にしたがって回すだけなので簡単でした。
同じダウンライトでも、ただLEDフラットランプを替えるだけで機能を付けられるのがおもしろいところです。
たとえば調光付きの照明を、シンクロ調色機能付きに替えたり、センサー付きに替えたりできます。「トイレの電気だけセンサー付きにしたい」なんてときも簡単です。
面白いのは同じ口金でダクトレール(ライティングレール)付けのワイヤレススピーカーを展開していること。必要に応じてスピーカーを照明に切り替えることができます。同じ口金でシーリングファンなども展開したら面白そうですね。
さらにはLEDフラットランプを使ったペンダントライトなども見ることができました。ペンダントライトの場合、通常のLED電球は光がシェード内にこもりがちですが、LEDフラットランプはより手元をしっかり明るく照らせるというメリットがあるそうです。
パソコン文字、くっきり読みやすく
続いて、新製品のLEDフラットランプ光色・配光切り替えタイプについてはリビングを再現したスペースで見せてもらいました。
光のタイプを切り替えてもらうと、確かにパソコンの文字が読みやすくなりました。目に痛くないというか、画面を見続けていても目が疲れにくそうです。
パソコンくっきり光は約5000ケルビンの白い光ですが、ただ白いわけではなく、赤紫色をやや強調しているそうです。理由はパソコンから出ている光が青白く、そこに青白い昼光色の照明をあてると黒の文字が白飛びしてしまうため。人間が「白」と感じる色は太陽光より少し赤と紫の成分が多いことも理由なのだそうです。
光の広がりも一工夫。一般的な集光タイプだとキーボードからの反射光で目が疲れてしまうことがあるため、パソコンくっきり光では光を気持ち優しめに広げるようにしているという話でした。
ペンダントライトが欲しくなってしまった
パナソニックLEDフラットランプシリーズは、単なるダウンライトにとどまらない拡張性の高さが魅力でした。LEDフラットランプ光色・配光切り替えタイプについては、いわば電球交換だけで「在宅ワーク向けのあかり」が作れるのが手軽でいいですね。シーリングライトだったら全交換ですし。
個人的に惹かれたのは美ルックシリーズに100W形モデルの展開があることでした。細かい話なのですが、自宅のペンダントライトに入れている高演色LED電球「パルックプレミアX」(温白色)には100W形の展開がないんですよ。温白色に100W形の選択肢がそもそも少ないということもあり、LEDフラットランプのペンダントライトに買い替えてもいいかもな〜と思ってしまいました。
これから照明を選ぶときには「LED電球」「ダウンライト」「シーリングライト」「ライティングレール」などに加え、「LEDフラットランプ搭載製品」も選択肢に入れてみようかなと思います。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。6歳児と2歳児の保護者です。Facebookでおたより募集中。
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