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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第818回

コカ・コーラを使ったアルコール製品は初

世界で愛されるジャックコークがついに!「ジャックダニエル×コカ・コーラ」アルコール7%のカンペキな味わいの缶で登場

2023年03月09日 08時00分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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 コカ・コーラシステムは3月8日、「コカ・コーラ」と、ブラウンフォーマン社のテネシーウイスキーブランド「ジャックダニエル」をミックスしたRTD(缶飲料)「ジャックダニエル&コカ・コーラ」を4月10日から全国で発売すると発表しました。

ふたつの出会いが生んだ、カンペキな味わい。

 お酒好きな方ならご存じのように、ジャックダニエルをコカ・コーラで割る飲み方は「ジャックコーク」という相性で呼ばれ、アメリカなどを中心に親しまれています。両社がタッグを組んで、絶妙にブレンドした既成の缶製品を作り上げました。アルコール度数は7%で、容量は350mlのみ。1本210円(税別)。

両者のブランドのロゴが入ったかっこよい見た目

アルコール度数7%

 なお、世界的には、ジャックダニエル&コカ・コーラは2022年にメキシコで初めて登場しました。今年、日本をはじめ北米や欧州など世界各地の市場へと拡販されるとのこと。

コカ・コーラ&ジャックダニエルのお二方で披露

 日本コカ・コーラ本社で開催された発表会では、日本コカ・コーラ代表取締役社長ホルヘ・ガルドゥニョさんとブラウンフォーマンジャパン代表取締役ゼネラルマネージャーであるアーロン・マーティンさんによるお披露目パフォーマンスがありました。

左から、日本コカ・コーラ代表取締役社長ホルヘ・ガルドゥニョさん、ブラウンフォーマンジャパン代表取締役ゼネラルマネージャーであるアーロン・マーティンさん

布をとると……、製品がお目見え!!

かたく手を握りました

 日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョさんは「本日、ジャックダニエル&コカ・コーラを発表できることを嬉しく思います」と感無量の様子。

 ブラウンフォーマンジャパンのアーロン・マーティンさんは「ウイスキーが好きな皆さんにもぜひ本製品を通じて、ジャックダニエルやコカ・コーラを知っていただき、完璧な味わいを楽しんでいただきたいです」とコメントしました。

ジャックダニエルの40%はコーラと一緒に飲まれている

日本コカ・コーラ アルコールカテゴリー事業本部長 関口朋哉さん

 製品お披露目のあとは、日本コカ・コーラ アルコールカテゴリー事業本部長 関口朋哉さんが登壇。両ブランドについての歴史や製品についてプレゼンテーション。

 コカ・コーラは、1886年に米国ジョージア州アトランタで薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士によって誕生しました。一方、ジャックダニエルは「テネシーウイスキー」としてバーボンとは別格にランクされるプレミアムウイスキーで、1866年にアメリカ初の政府認定蒸溜所として認定されました。どちらも、世界的に知られたブランドであり、100年を超える歴史を持っています。

 関口さんが言うには「ジャックダニエルをコカ・コーラで割る飲み方は、1907年に米国南部でその飲み方を知った米国科学土壌局のライマン・ケルバー博士が広めたと言われています。そこからジャックコークの愛称で100年以上、世界中で人気のバーカクテルの1つとして親しまれています」

 ジャックコークがいかにメジャーであるかを示すこんなデータも。

 「世界では、ジャックダニエルの約40%はコーラ飲料と一緒に楽しまれています。ジャックダニエルの持つウイスキーとしての豊かな香り、甘み、苦みがコカ・コーラの爽やかさを際立たせるおいしい飲み方として、世界中の人に愛されてるはないかと(関口さん)」

 缶製品のアルコール度数は7%。これは、日本向けに吟味したブレンドの結果だそうです。

 「アルコール度数に関しては、各国のマーケットに合わせて製品開発をしております。RTD市場が成熟している日本においては、消費者の嗜好に合わせて、ジャックダニエル、コカコーラ、両方の味をしっかり楽しんでいただける味わいの7%を選定しました(関口さん)」

 例でいうと、最初に販売されたメキシコではアルコール度数は5%。一方で、今年販売されるアメリカでは日本と同じアルコール度数7%と、国ごとに異なる模様です。

実際に味わってみた!

 発表会では製品の試飲もできました!

香り立ちがいい!!

 コップに注ぐとシュワシュワの炭酸でそそる香り立ち!! みなさん大好きなコーラの香りと共に、ジャックダニエルの甘い芳香が混ざっています。口に含むとコーラのスパイシーで爽快な飲み心地と一緒に、ウイスキーの甘さやビターなほろ苦さ。わ、なんて、飲みやすいんだ!!

 クピーーッといけちゃう!

 わたしは、RTD、つまり缶のお酒だと、レモンサワーなどスッキリめの味わいのを好んで選ぶことが多いのですが、ジャックダニエル&コカ・コーラはけっこう甘いなという感じ。ですが、その甘さがイイ! ジャックダニエルのまろやかな味わいとコーラが程よい奥行きを生み出しつつ、まるでジュースのように軽快な後味だからでしょう。

 アルコール度数7%って、RTDの中では“上の下”の強さと言いましょうか。9%の高アルには及ばないけど、ビールよりは高め。ですので、そこそこお酒が濃いはずですが、飲みやすくてそれを感じさせません。

 なんと言っても、コカ・コーラの香りが気分上がる! 非常に気分がよくなったので、発表会のあとそのまま早咲きの桜を探しに度に出たくなりました。

 さて、おいしいお酒を飲むと、さらに自分なりのアレンジを加えて遊びたくなってしまうのは私だけでしょうか。例えばレモンを加えたりしてもおいしいのでは? アレンジについてコカ・コーラの関口さんに質問したところ。

 「やはりいろんな楽しみ方ってされる方いらっしゃるので、まずは導入して、実際これから消費者の方に浸透をしていく中で、(アレンジなどの訴求も)検討はしていきたいな、という風に思ってます(関口さん)」とのことでした。

 ともかく4月10日の発売が楽しみです!都内だと遅咲きの桜が残っている時期かな?


ナベコ

酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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