導電性の天然素材を使い、家具や装飾品で「さりげなく」健康状態を計測、東北大学／ビヨンドエス【3/3入場無料】

　2023年3月3日（金）に東京・赤坂にて開催される、スタートアップをはじめ、先端技術・イノベーションに関わる企業や団体が集う展示カンファレンス「JAPAN INNOVATION DAY 2023（JID 2023）」より、出展企業のブース紹介を、東北大学／ビヨンドエス株式会社・国立大学法人香川大学・株式会社Xenomaと、まとめてお届けする。

出展企業：東北大学／ビヨンドエス株式会社

【事業概要】
　東北大学発のベンチャー企業であるビヨンドエス株式会社は、金属を使わない導電性の天然素材を使い、身の回りにある家具や装飾品を通して自然な形で「さりげなく」健康状態を計測できる製品の開発に取り組んでいる。
　電気を流す和紙やシルクを使うことで、肌に直接触れずに健康状態を知る機器の開発・販売だけでなく、電波吸収特性を利用した遮蔽機能を有する製品の提供に取り組む。特別な計測装置ではなく、身の回りにある家具や装飾品を通して自然な形でさりげなく計測することを主眼に、見られている、計測されている、ということを全く意識せずに健康状態を把握することを目指す。
　また、負担が少ない良い姿勢が健康な体を作ると考えている。何が良い姿勢なのか？ 今はどんな姿勢なのか？ どうすれば良い姿勢になるのか？ …… 日々の生活の中で理解し、意識することは難しい。ビヨンドエスでは良い姿勢に気付き、それを意識し、保つことで健康な体づくりをお手伝いするための機器の開発も行っている。

【コンテスト等受賞歴】
・異能vationプログラム 2017 破壊的挑戦部門（異能β）

展示ブース名：繊維電極による「さりげない」生体計測

【出展企業から】
――展示ブースの概要は？
　和紙やシルクなどの天然繊維に導電性高分子を重合した繊維電極を作製。金属を用いずに繊維本来のテクスチャーを保ちつつ、これを用いた椅子やベッド、靴などに適用した。体の歪みや骨盤の状態を「さりげなく」計測することで負担の少ない姿勢を直感的に理解し、腰痛や膝痛などになりにくい体づくりに役立てる。

――展示のポイントを一言で。
　電気を流す繊維で「さりげなく」健康を知り、「気づき」を提供する。

――アピールポイントは？！
　体が歪んでいる、腰が痛い、肩が凝るなど、自分の健康に不安を感じる人が、自分の体の状態を知るきっかけとなるための「気づき」を提供。