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最新パーツ性能チェック 第405回

Socket AM5で活かせる次世代PCIe5.0 NVMe SSD「PG5NFZ」のパフォーマンスをチェック

2023年03月03日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●ジサトラハッチ

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 最大64GB/s(×16レーン)の転送速度に達するPCI Express 5.0を活かせる次世代NVMe SSDの「CFD Gaming PG5NFZ」(以下:PG5NFZ)が、ようやく店頭に並んだ。CFD販売の発表から、注目を集めていたPCIe5.0に対応した初のNVMe SSDだけに、その実力が気になっている人は多いだろう。

 そんなPG5NFZのパフォーマンスを、ビデオカード向けのPCIe5.0×16レーンからリドライバで分岐される第13世代インテルCoreプロセッサーとは異なり、M.2 SSD向けのPCIe5.0×4レーンが備わっているAMD Ryzen 7000&Socket AM5マザーボード環境でチェックしていこう。

PCIe5.0×4対応のCFD Gaming PG5NFZシリーズ

 データ転送速度は最速クラスのPCIe4.0×4 NVMe M.2 SSDの1.4倍クラスで、今回発売された容量2TBの「CSSD-M2M2TPG5NFZ」はシーケンシャルリード10GB/s、シーケンシャルライト9.5GB/s、ランダムリード150万 IOPS、ランダムライト125万 IOPSの性能を発揮する。

 この高パフォーマンスを安定して発揮させるために、基板には厚さ20mmのヒートシンク「Phnix」と、17mm冷却ファンが搭載されている。

 コントローラーにPCIe5.0×4 NVMe対応のPhison「PS5026-E26」、NANDフラッシュメモリーにMicronの236層 3D TLC NAND B58Rを搭載する。キャッシュも搭載しており、2TBモデルは4GBになっている。なお、容量は1TB、2TB、4TBモデルが発表されているが、現在発売されているのは、2TBのみになる。

容量は3モデルを用意するが、2月28日現在、発売されているのは、2TBのみになる

20mm厚の大型ヒートシンクを標準装備している

ヒートシンクは裏面プレートで固定され、製品シールも貼られている

ヒートシンクは空洞になっている。放熱面積を増やすとともに、ファンからの風が抜けるようになっている

ヒートシンクには、17mm角ファンが埋め込まれている

ファンの電源供給は、SATAまたは4ピンペリフェラル電源コネクターを採用する

メーカーから借り受けた基板サンプル。M.2端子側からコントローラー、キャッシュ、NANDフラッシュメモリーを確認できる

基板裏面にもNANDフラッシュメモリーを搭載していた

コントローラーのPhison「PS5026-E26」

CFD Gaming PG5NFZの仕様
容量 4TB 2TB 1TB
型番 CSSD-M2M4TPG5NFZ CSSD-M2M2TPG5NFZ CSSD-M2M1TPG5NFZ
フォームファクター M.2 Type2280
NAND Micron 236層 3D TLC B58R
コントローラ Phison PS5026-E26
DRAMキャッシュメモリー 8GB DDR4 4GB DDR4 2GB DDR4
インターフェース PCIe5.0×4 NVMe 2.0
シーケンシャルリード 10GB/s 9.5GB/s
シーケンシャルライト 9.5GB/s 8.5GB/s
ランダムリード 150万 IOPS 130万 IOPS
ランダムライト 125万 IOPS 110万 IOPS
保証期間 3年間保証

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