最大64GB/s(×16レーン)の転送速度に達するPCI Express 5.0を活かせる次世代NVMe SSDの「CFD Gaming PG5NFZ」(以下:PG5NFZ)が、ようやく店頭に並んだ。CFD販売の発表から、注目を集めていたPCIe5.0に対応した初のNVMe SSDだけに、その実力が気になっている人は多いだろう。
そんなPG5NFZのパフォーマンスを、ビデオカード向けのPCIe5.0×16レーンからリドライバで分岐される第13世代インテルCoreプロセッサーとは異なり、M.2 SSD向けのPCIe5.0×4レーンが備わっているAMD Ryzen 7000&Socket AM5マザーボード環境でチェックしていこう。
データ転送速度は最速クラスのPCIe4.0×4 NVMe M.2 SSDの1.4倍クラスで、今回発売された容量2TBの「CSSD-M2M2TPG5NFZ」はシーケンシャルリード10GB/s、シーケンシャルライト9.5GB/s、ランダムリード150万 IOPS、ランダムライト125万 IOPSの性能を発揮する。
この高パフォーマンスを安定して発揮させるために、基板には厚さ20mmのヒートシンク「Phnix」と、17mm冷却ファンが搭載されている。
コントローラーにPCIe5.0×4 NVMe対応のPhison「PS5026-E26」、NANDフラッシュメモリーにMicronの236層 3D TLC NAND B58Rを搭載する。キャッシュも搭載しており、2TBモデルは4GBになっている。なお、容量は1TB、2TB、4TBモデルが発表されているが、現在発売されているのは、2TBのみになる。
CFD Gaming PG5NFZの仕様 | |||
---|---|---|---|
容量 | 4TB | 2TB | 1TB |
型番 | CSSD-M2M4TPG5NFZ | CSSD-M2M2TPG5NFZ | CSSD-M2M1TPG5NFZ |
フォームファクター | M.2 Type2280 | ||
NAND | Micron 236層 3D TLC B58R | ||
コントローラ | Phison PS5026-E26 | ||
DRAMキャッシュメモリー | 8GB DDR4 | 4GB DDR4 | 2GB DDR4 |
インターフェース | PCIe5.0×4 NVMe 2.0 | ||
シーケンシャルリード | 10GB/s | 9.5GB/s | |
シーケンシャルライト | 9.5GB/s | 8.5GB/s | |
ランダムリード | 150万 IOPS | 130万 IOPS | |
ランダムライト | 125万 IOPS | 110万 IOPS | |
保証期間 | 3年間保証 |
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