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G-Master Hydro Z790 Extreme/D5をレビュー

13900K&RTX 4080のデュアル水冷PCが低温かつ低騒音でニクイ

2023年02月18日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ

提供: サイコム

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定番ベンチマークのスコアーも当然ハイレベル

 G-Master Hydro Z790 Extreme/D5の冷却能力がわかったところで、ここからは定番ベンチマークソフトの結果を紹介していこう。まずは総合ベンチマークソフトの「PCMark 10」からだ。こちらは一般的な作業シーンを多数想定し、総合的な性能を測ってくれるベンチマークソフトだ。

 そのため、トータルとなる総合スコアーだけではなく、アプリの起動やビデオ会議、ブラウザー性能を見る「Essentials」、ワープロや表計算といったソフトを動かす「Productivity」、動画やビデオ編集といったクリエイティブ用途の「Digital Content Creation」という3つのサブスコアーもチェックできる。

PCMark 10の結果

 さすがCore i9-13900KとGeForce RTX 4080を搭載しているだけあって、総合スコアーは10371と高めだ。サブスコアーも総じて優秀だが、Digital Content Creationの「Rendering and Visualization Score」という項目は、ほかのレビュー記事よりもやや低めだった。

 これはOSがWindows 10だからだ。インテルCPUの上位モデルは第12世代Core以降、PコアとEコアを組み合わせたハイブリッドデザインを採用している。この2つのコアを効率良く使うことで、性能を最適化しているわけだが、Windows 10ではWindows 11よりもCore i9-13900Kの性能をうまく引き出せないことがある。

 Windows 11では動作しないゲームやアプリを優先したい場合、このままWindows 10で運用してもいい。しかし、少しでも性能を上げたい人なら、Windows 11にアップグレードすることをオススメする。もちろん、Windows Updeteから無料でアップグレードできる。

 続いて、ゲーミングPCで重要となる3Dグラフィックス性能を3DMarkでチェック。先ほどの温度テストではSpeed Wayを利用したが、DirectX 12を使用する「Time Spy」、DirectX 11ベースの「Fire Strike」、レイトレーシングテストの「Port Royal」など複数のテストがある。また、Time SpyとFire Strikeは解像度違いのテストもあるので試してみた。

3DMark Time Spyの結果

 まずはTime Spyの結果だが、スコアーは26059と非常に高い。CPUとGPUのグレードを考えれば当然の話ではあるが、文句なしのゲーミング性能があることは明白だ。

3DMark Speed Wayの結果

 Speed Wayのスコアーは7078と、こちらミドルクラスのゲーミングPCと比べると圧倒的だ。GeForce RTX 3060クラスでは2000台、GeForce RTX 3080 Tiでも5000台がいいところだが、やはりCore i9-13900K+GeForce RTX 4080のコンビはさすがと言わざるを得ない。

 なお、ほかのテスト結果は以下にまとめておいたので、性能比較に活用してほしい。

3DMarkの結果

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