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ViewSonicの27型カラーマネージメントディスプレー「VP2785-2K」で実践

とっても簡単!ViewSonicの専用ソフトでキャリブレーションをやってみた

文●周防克弥 編集●市川/ASCII

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キャリブレーションは初めての人でも簡単にできる!

 基本モード、もしくは詳細モードの設定が終わったら、あとは「キャリブレーションスタート」をクリックするだけで問題ない。数分程度で測定が終わる。

基本モード、もしくは詳細モードともに「キャリブレーションスタート」をクリックすると、キャリブレーションが始まる

作業中は全画面で様々な色が入れ替わりで表示され、順次測定が行なわれていく

ほんの数分程度で測定は完了し、ICCプロファイルが作成される。このとき、右側の色度図には設定した色域と、実際のパネルの測定結果が表示される。右下にある「ICCプロファイルを保存」をクリックすると、保存先を選ぶダイアログボックスが表示される

デフォルトは「C:\Windows\System32\spool\drivers\color」。目的に合わせて設定した色域がファイル名でわかるようにしておくといいかもしれない

保存したICCプロファイルは、Windowsのディスプレー設定にある「カラー プロファイル」から選択、設定することでしっかりと反映される

 上記の過程を見て分かるように、キャリブレーション作業そのものはとても簡単だ。キャリブレーションの知識がなくても結果への影響はないし、初めての作業だとしても問題は生じないだろう。

キャリブレーションは定期的に
VP2785-2Kは仕事でも趣味でも快適に扱える一台だ

 正しい色を長く運用する際に注意すべき点は、定期的にキャリブレーションを行なうことだ。ディスプレーのパネルは使い続ければ劣化していくので、こまめにキャリブレーションしてプロファイルの更新を行なったほうがいい。

 ではどれくらいの頻度でキャリブレーションをすればいいのか。調べると大体200時間ごとが望ましいという情報が多く見られる。これは1日に8時間の使用で約25日に相当する。もし1日中ディスプレーの電源を入れっぱなしにしていたら、1/3の日数で色の変化が起こる可能性があるということだ。

 先ほども述べたが、ハードウェアキャリブレーションの作業自体は簡単で、数分程度で終わる。ディスプレーで正しい色を表現したいならやって損はない。というよりも、せっかく高色域ディスプレーを手に入れたのにハードウェアキャリブレーションをしないのはもったいないとしか言いようがない。

 そもそも高色域ディスプレーでないと胸を張って作品を見せることはできないし、作品づくりの結果の根拠にもなりうる。PCでなにかを作るなら、しっかりとキャリブレーションを行なった高色域ディスプレーが望ましい。その点、安価で購入できて、かつハードウェアキャリブレーションに対応しているVP2785-2Kは、おすすめの一品と言っても過言ではない。

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