機械・部品メーカーのイハラ製作所がDropbox Businessを導入。重要データの消失・欠損リスクを大幅低減
Dropbox Japanは1月19日、静岡県浜松市に本社を置く機械・部品メーカーのイハラ製作所が、企業向けDropbox(Dropbox Business)を導入したことを発表した。
イハラ製作所は、1961年の創業以来、モーターサイクル部品のオイルポンプ、ウォーターポンプからアルミ加工部品、工作機械、産業用ロボットまで多岐に渡る機械や部品を製造するメーカーで、国内外6ヵ所に生産拠点を置いている。同社はデータの保管・管理に課題を抱えていたが、外部委託してきたオンプレミスのファイルサーバーを自社運用に切り替えたところ、運用負荷が高く、手が回らなくなってきたという。中でも課題に感じていたのが、重要データの消失、欠損リスクだった。
複数のクラウドストレージサービスを比較・検討し、最終的に採用したのがDropboxだった。最大の採用理由は、たとえファイルを消失しても過去のバージョンまで遡ることができる「巻き戻し機能」が他サービスに比べて優れていた点だった。
その他、Dropbox の「ファイルサーバーライク」なユーザーインタフェースを評価し、クラウド移行に伴う社員の利便性および管理性の低下は起こらないと判断。たとえば、容量が大きい動画や写真データの保管も、オンプレミスのファイルサーバーのように都度の増設が必要ない。また、Dropboxなら、アクセス権限の付け替え、新入社員へのアカウント発行/退職者のアカウント削除といった作業は、すべて管理画面上で一元的に行なえる。社員同士の情報共有のほか、共有フォルダー機能などを使うことで、顧客や取引先の企業との情報共有も促進されているという。
さらに、重要データを保管する上で、ログイン時の2段階認証や細かなアクセス権限管理、ログ管理などが可能で、サービス基盤の安全性も高く、従来以上のセキュリティーが実現できることを評価している。
同社は、Dropboxのより幅広い活用に向けて舵を切っていく方針だ。例えば、現在は総務部のみが使っているDropbox Paperを用いたタスク管理を、製品開発プロジェクトの進捗管理などにも広げることで、生産性向上につなげたいとしている。また、社員が手作業で行なっているファイル保管などのプロセスをAPI連携で自動化したり、画面キャプチャーを基に動画や資料を作成できる「Dropbox Capture」を社員教育ツールとして活用したりするなど、より大きな効果を引き出せる使い方を考えているという。
本事例の詳細は、Dropbox公式サイトにて公開されている。
https://www.dropbox.com/ja/business/customers/iharamfg-case-study
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
デジタル
食品メーカー「はくばく」、インフラ管理負荷を軽減するため企業向けDropboxを採用 -
sponsored
「IT導入補助金」制度の使い方を行政書士にわかりやすく聞いた -
デジタル
Dropbox、2023年の戦略と新製品「Capture」「DocSend」を紹介 -
sponsored
新しい働き方実現のために、あえて「週1日だけ」オフィスを開ける理由 -
デジタル
DropboxとCELF活用でExcelデータを自動集計するサービス、SCSK -
Team Leaders
「Dropbox」とAI insideの「DX Suite」が連携 帳票のデータ化を自動化するスピーディーな情報管理を実現 -
デジタル
西邦建設がDropbox導入。情報共有のための“引き出し”を構築し、書類の作成業務を月10時間ほど削減
過去記事アーカイブ
- 2013年
- 11月