このページの本文へ

くら寿司の全519店舗で「LINE WORKS」を活用

2022年12月20日 18時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ワークスモバイルジャパンは12月20日、くら寿司の全519店舗に「LINE WORKS」が導入され活用されていることを発表した。

 くら寿司ではLINE WORKSを2019年より導入開始。合計1500を超えるLINE WORKSアカウントを発行し、業務に要する時間の短縮を実現しているという。

 LINE WORKS導入以前、社員にはフィーチャーフォンを貸与しており、アルバイトスタッフも含めて使うこともあるためメールを利用できない設定にしていた。そのためスーパーバイザーを取りまとめるエリアマネージャーが電話とSMSによるやり取りしかできず、用件を確実に伝えられ、資料の添付もできるチャットツールの導入を検討していたという。

 検討の結果、LINEと操作性が似ており導入教育が不要で、管理者機能が充実しているLINE WORKSの導入を決定。社員に貸与していたフィーチャーフォンをスマホに切り替えて運用を開始。電話やSMSで行なっていた連絡がトークに置き換わり、重要な業務情報を迅速・確実に伝えられるようになったことで、店舗の設備やシステムに不具合が生じた際の本部によるサポートも迅速化し、業務時間の短縮に成功したという。

 くら寿司では、LINE WORKS以前から利用しているグループウェアと併用し、「店舗運営に関するコミュニケーションを円滑にすることに特化したツール」と位置付けているという。営業部には店舗の設備やシステムに不具合が発生した際の相談を受ける担当者がおり、トラブルが起こった際のヒアリングや、担当者からDXソリューション部へのエスカレーションも全て電話で行なうため時間がかかっていたが、LINE WORKS導入後は店長や責任者からの報告が担当者を介して担当部門にトークで伝えられる仕組みを構築。「タッチパネル」「セルフレジ」など設備別のグループを作成し、各設備の担当者に速やかに情報が共有されるようになったとしている。また、複雑な障害の場合などは担当者がビデオ通話で不具合箇所を映してもらいながら確認することで、より迅速かつ的確な対応が可能になったという。

画像左:業務内容に応じてグループトークを作成し、やりとりを効率化
画像右:店舗の設備などに不具合が生じた際、画像を共有することで状況を迅速に伝達

 LINE WORKSはウェブサイトで、くら寿司へのインタビューと導入事例の記事を公開している。

カテゴリートップへ