白が基調でエアフローも良好なミドルタワーケースの「FRGHB650/C」をチェック
最新Ryzen 9とRTX 3080PCの中では結構お手頃! 4Kゲームに配信・録画も全部快適
4K&WQHDゲーミングもガッツリ楽しめる
ここからは、FRGHB650/Cのゲーミング性能を確認していこう。まずは定番ベンチマークの「3DMark」と「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を試した。
3DMarkでは、ハイエンドGPUのGeForce RTX 3080を搭載するだけあって、いずれのテストも高スコアを記録している。テスト解像度がWQHDの「Fire Strike Extreme」、「Time Spy」のフレームレートは余裕で60fpsを超えている。4K解像度の「Fire Strike Ultra」と「Time Spy Extreme」も、ゲームや描画設定次第で4Kゲーミングを狙っていけるフレームレートになった。
なお、最新テストプリセットで、「DirectX 12 Ultimate」の次世代グラフィックス技術をテストする「Speed Way」は激重だが、ハイエンドGPUだけあってスコアは4950、ゲーム内フレームレートは49.50fpsと、まずまずの結果になっている。
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」は、画質を「最高品質」に固定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を実行した。結果は4K解像度でも「非常に快適」で、ゲーム中の平均フレームレートも余裕のある104.34fpsを記録している。WQHDや4K解像度の高精細な表示で、エフェクト飛び交うレイド戦も存分に楽しむことが可能だ。
実ゲームタイトルでパフォーマンスをチェック
ここからは、実ゲームタイトルを使っていこう。1本目は定番eスポーツタイトルの「Apex Legends」だ。画質は各項目を、最高になるように設定し、ゲーム内「射撃訓練場」の一定ルートを60秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」を利用して記録している。フルHD、WQHD、4Kの3種類の解像度で、平均(Avg)と1パーセンタイル点(Min1%)といったフレームレートをチェックしていこう。
Apex Legendsはどちらかというとライト~ミドル級のゲームタイトルだけあって、GeForce RTX 3080なら4K解像度でも144Hz駆動でのプレイを狙えるフレームレートになっている。さらにフルHD解像度では、240Hz駆動のハイエンドゲーミングディスプレーと組み合わせてのプレイも可能だ。また、CPU処理能力にはかなり余裕が残っていたため、プレイ中の動画録画や実況配信も、この1台でまとめてこなせるだろう。
2本目は、先日追加DLCが発売された「バイオハザード」シリーズ8作目となる「バイオハザード ヴィレッジ」を使っていこう。2023年3月24日には、最新のグラフィックス&再構成されたストーリーで、「BIOHAZARD RE:4」も登場するだけに、カプコム独自のゲームエンジン「RE ENGINE」のパフォーマンスでどれくらいのフレームレートが出せるのかは気になるところだ。
画質はプリセット「限界突破」を選び、レイトレーイングも有効にした最高画質に設定。解像度はこれまでと同じく3種類で、光りや陰の表現の負荷が高い序盤の城内を60秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。
1年半前のゲームタイトルではあるが、高負荷のレイトレーシングを効かせると、それなりに重たくなるが、4K解像度でも最高の表現でプレイを楽しむことができ、WQHDであれば高フレームレートで楽しみたいという人もOK。「BIOHAZARD RE:4」はレイトレーシングといった要素でGPUの負荷はアップすると思われるので、現状断言はできないが、さすがにWQHD解像度、レイトレーシング、60fpsといったラインでのプレイは大丈夫だろう。
超重量級ゲームタイトルも高精細ゲーミングを楽しめるさすがの性能
最後は重量級ゲームタイトルを使って、FRGHB650/Cのゲーミングパフォーマンスを見極めていこう。タイトルには、シリーズ続編が2023年に登場予定になっている「アサシン クリード ヴァルハラ」と、マップ次第では超重量級となる「Microsoft Flight Simulator」を使っていこう。
「アサシン クリード ヴァルハラ」はプリセットで「最高」を選び、ゲーム内ベンチマークを3種類の解像度で実行している。
ゲーム内ベンチマークの平均(Avg)と最小(Min)をチェックすると、最小fpsはフルHD解像度以外60fpsを切ってしまうが、平均フレームレートは4K解像度で72fpsと高め。画質をカスタマイズすることで、4Kゲーミングも狙える結果だ。
世界の空を飛べる「Microsoft Flight Simulator」だ。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、画質設定は最高となる「ウルトラ」プリセットを選択している。そのほかアンチエイリアスの設定は「TAA」、APIはDirectX 11に設定し、DLSSは使用していない。フレームレートの計測には「CapFrameX」を利用し、「ディスカバリーフライト」の「ニューヨーク」と、イタリアの「ナポリ」をAI操縦で、60秒間飛行している。
平均(Avg)と1パーセンタイル点(Min1%)をチェックすると、セントラルパーク上空を飛ぶため、描画負荷が高いニューヨークだけでなく、比較的負荷が低いナポリでも、4K解像度では平均フレームレートが60fpsを下回っている。とはいえ、フルHD、WQHD解像度なら、最高の画質での快適な空の旅を実現できるのは、さすがGeForce RTX 3080といったところだ。
新世代の32スレッドRyzenとRTX 3080で
やりたいことはほとんど快適にできる
FRONTIERの最新ゲーミングパソコンのFRGHB650/Cは、写真や動画編集作業から、WQHD/4Kの高精細な表示を活かした最高画質でのゲームプレイに、プレイの録画や配信まで、ユーザーのやりたいことに応えてくれる1台といえるだろう。
置き場所に困らないミドルタワー筐体や、32スレッドが5GHzオーバーで動作するRyzen 9 7950Xをしっかりと冷却する水冷CPUクーラー。将来CPUやビデオカードをアップグレードする際も不安のない1200Wの大容量電源ユニットの搭載、そしてPC内部を彩るLEDギミックと、パフォーマンス以外の面も魅力となるポイント満載だ。
価格は38万9800円とそれなりにするが、スペックと性能を考えるとコスパは結構高い。現在はGeForce RTX 4080も発表されているが、ゲーム性能をみるとまだまだ現役といって間違いない。4Kゲーミングもeスポーツタイトルもクリエイティブ作業も快適にこなせて、かつ価格はなるべく抑えたいなという人は、ぜひチェックしてみてほしい。
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