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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第273回

SUVだからこそ電気自動車の良さが活きる日産「ARIYA」

2022年11月05日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

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日産ARIYA(539万円~)

 「これからの時代、クルマはEV」「乗るならSUV」と公言するアイドルユニット・純情のアフィリア10期生の寺坂ユミさん(以下、ASCII.jp自動車部のゆみちぃ部長)。そんな彼女にピッタリのクルマがついに登場しました。日産ARIYA(以下、アリア)です。

SUVの電気自動車「ARIYA」ってどんなクルマ?

 クルマを前に「待ちましたよ。ホントに待ちましたよ」と、乗る前からワクワクしているゆみちぃ部長。というのも1年以上前の春に日産グローバル本社ギャラリー取材時に、日産アリアの展示車両を見ているから(純情のアフィリアが日産の歴史と最新フェアレディZ&GT-Rを学ぶ!)。

 未来を感じさせるデザインに、SUVとBEV(電気自動車)というパッケージに、ゆみちぃ部長のガールズハートは、この時からときめきメモリアル。横浜・みなとみらいという地での再開を心に誓ったのでした。多分……。

 日産自動車が“Nissan Intelligent Mobility”の旗を掲げて、クルマの電動化・自動化に積極的なのは誰もが知るところでしょう。日産アリアは、同社初のクロスオーバーSUVタイプの電気自動車であり、現在の日産の技術を全部載せた、ある意味「現在の日産の象徴」「フラグシップ」といえるクルマです。薄型のLEDヘッドライトに、Vモーショングリルを巧みに合わせたフロントマスクは実に未来的。丸いヘッドライトのクルマが好きなゆみちぃ部長ですが、イケメンの顔つきを目の前に「カッコイイ!マジでイイ!」と、テンションは早くも爆上がりです。

 まずはエクステリアから。都市型SUVと言われるクーペスタイルのボディーは、全長4595×全幅 1850×全高1655mm。日産キックスe-Powerの全長4290×全幅1760×全高1610mmより、一回り大きいクルマといえます。意外と大きいんですよ日産アリアって。

テールゲートを開けたところ

背もたれを倒したところ

床は二重底になっている

バッテリーやサブウーファーの姿が見える

 NISSANのエンブレムがイマドキ感のあるものに刷新されたリアまわり。早速リアゲートをあけてみます。「見た目よりは荷物が載らないかも?」と思ってしまうのは、床面が高いから。ですが二重底ですので、荷物の整理はできそう。そして、2列目の背もたれを倒すと、フラットな空間が出現! フラットになればやることはひとつ「荷室で寝っ転がりカット」です。ゆみちぃ部長も分かっているのか観念しているのか「久しぶりですね」と車両へ。

お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません

 「おぉ!寝れますね」と、ゆみちぃ部長。EVで車中泊という時代、ついに来たのです!

 室内をチェックすると「素敵」と思わず心の声がダダ漏れに。「近未来的ですね。でも落ち着いたリビングのような雰囲気もあります」とのこと。驚きはアームレストが電動で動くこと。「なんだこれ!?」と、驚いた表情をみせます。それ以上に驚きはフラットフロアであること。「普通、真ん中が盛り上がっていますよね。広々感がスゴイ!」と、ゆみちぃ部長の大きな目がさらに大きくなります。

 スマホ置き場とUSBまわりもチェック。「USB Type-AとUSB Type-Cの両方を用意しているのはイイですね。でも一番イイのはスマホトレイですね。縦に差し込むのは実にエレガント。ベリーエレガント!」と、どこかの歴史教師のような事を口走ります。筆者も数多くの車内スマホトレイを見てきましたが、この方式はおそらくベストに近いもの。なぜって縦で差し込むという方式は安定度が高いですし、何より運転中に画面が見えないので、スマホを気にすることがないから。運転中にスマホに何かしらの通知が来ると見たくなりますからね。

 後席もフラットフロアで広々。「車内で移動する時、こういうフラットフロアだと便利ですね」とニコニコです。そして再びUSBチェック。「おぉ! ここもUSB Type-AとUSB Type-Cの2つを用意していますね。さすがはワシが見込んだクルマ。ベリーエレガント」と、再びゆみちぃ部長は、どこかの寮長のようなことを口走ります。さらに「シートヒーターもついているんですか! これから寒くなるので助かりますね」と手放し絶賛祭。

 さて、そんな日産ARIYAの走りは果たしてどうでしょうか?

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