VAIO SX14で検証
実は「高負荷」なウェブ会議、Teamsが快適に動くPCスペックを検証
AIノイズキャンセリングの性能を検証
Teamsをはじめ、最近のウェブ会議アプリには、ノイズキャンセリング機能を搭載しているものも多い。ただ、それは人間の声の周波数帯を拾うようにして、ほかの帯域を抑えているだけといったものだ。より効果を上げるならマシン自体に、利用しているマイクに合わせた調整が施されたノイズキャンセリング機能を搭載している製品を選びたい。
VAIO SX14には、あらかじめAIノイズキャンセリング機能が搭載されている。画面上部のカメラの両サイドに配置されているマイクは、「VAIOの設定」の「サウンド」で、AIノイズキャンセリング機能のオン/オフが可能だ。
マイクのノイズキャンセリング機能は、全方位の音を拾いつつ機能を働かせる標準モードと、ディスプレイ正面方向のみ音を拾って働かせるプライベートモードの2種類があり、それぞれノイズ低減レベルの調整が可能だ。特に周囲がうるさく、人の声も多いという場合は、プライベートモード(正面方向)に。会議室で周りの人を含めて音を拾いたい場合は、標準モード(全方向)に設定するといい。
ノイズキャンセリング機能の効き具合は、下にリンクした動画を参照してほしいが、かなり優秀だ。空調ノイズはもちろん、キーボードの打鍵音も拾わない。もともとVAIO SX14のキーボードは静音設計ではあるものの、キーボードのカタカタ音が鳴り響くという心配は皆無だ。ミュートにしたければ、[Fn]+[Tab]でマイクのオン/オフを切り替えられるので、ミュート解除はどこだと探さなくて済む。
ほかにもたとえば、VAIO SX14の背後にあるテレビの音声をつけっぱなしにし、プライベートモードで会議をしても、テレビの音声はほぼ拾わない。幹線道路沿いに住んでいる場合も、クルマの走行音はもちろん、救急車や消防車、パトカーといったサイレンの音も、ほぼ消してくれる。猫の声、掃除機の音、洗濯機の音といった家庭環境音も低減してくれるので、相手に音声が聞き取りやすくなる。
一方、相手の声に対しても、VAIO SX14に内蔵されているスピーカーで出力すればAIノイズキャンセリング機能を働かせて、より聞き取りやすくしてくれる。周りを気にせず、会議室や自宅で会議するのであれば、ヘッドホンの装着をせずに会議に参加しても問題ない。
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