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着実に伸びていく国内のeスポーツファン数

国内eスポーツ市場規模は?「日本eスポーツ白書2022」が11月30日に刊行

2022年10月31日 14時30分更新

文● Zenon/ASCII

 一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)は10月26日、日本国内におけるeスポーツ市場に関し、2021年の規模および内訳、2025年までの成長予測、ファン数(試合観戦・動画視聴経験者)の推移を発表。詳細は、2022年11月30日刊行予定の「日本eスポーツ白書2022」に掲載される。

 「日本eスポーツ白書2022」は、頒布形態はオンデマンド印刷が可能なPDFデータを格納した光ディスクメディアで刊行予定。価格は、10万円となる。

2021年国内eスポーツ市場規模は前年比115.5%の78.4億円に。2025年には約180億円まで成長

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020〜2021年の成長率はやや鈍化したものの、市場規模は着実に拡大。コロナ禍の影響が落ち着く2022年以降は、国内海外の大型競技大会が再開されることもあり、市場規模は年平均20%を超える成長率で拡大することが見込まれている。

2021年日本eスポーツ市場は「スポンサー」が6割

 2021年は、eスポーツに関連する「ストリーミング」について大きな成長が見られた。選手やチームがストリーマーとなり、直接の試合以外のイベントなどで拡散力を発揮したことが大きな要因の1つと考えられる。2022年以降も、このカテゴリーの伸長が注目される。

2021年日本eスポーツファンは743万人に

 2021年の日本eスポーツファン数(試合観戦、動画視聴経験者、地上波番組などの関連放送視聴経験者)は、前年比108%の743万人となった。新型コロナウイルス感染症拡大中という状況ではあるが、大会やイベントのオンライン配信や視聴が定着したことで、ファン数が大きく減ることはなく、着実に増加していることが確認できた。2025年には、日本のeスポーツファン数が1200万人を超えることが予測されている。

 2022年11月30日に刊行予定の「日本eスポーツ白書2022」には、上記の市場関連情報に加え、会員法人へのアンケート調査や、関係省庁や国際団体、IPホルダー、プロeスポーツ選手の寄稿など、eスポーツに事業として取り組んでいる人々に向けた多角的な情報を掲載予定。

 「日本eスポーツ白書」は、日本国内のeスポーツの普及と発展のため、大会などの興行だけでなく、地方創生や国際交流、教育、福祉など、あらゆる領域における、eスポーツ利活用の推進を目的として本年より発行されているもので、今後は年2回の刊行を予定しているとのこと。

【日本eスポーツ白書2022 概要】

書籍名:日本eスポーツ白書2022
発行元:一般社団法人日本eスポーツ連合
発売日:2022年11月30日(予定)
価格:10万円
ページ数:250ページ(予定)
頒布形態:光ディスクメディア(オンデマンド印刷が可能なPDFデータを格納)
制作・販売:角川アスキー総合研究所
販売サイト:f-ism.net(ebten)https://f-ism.net

※本調査データは、JeSUからの委託により、角川アスキー総合研究所が実施したユーザー調査をベースに、eスポーツ関連各社の決算など公開されている各種情報から、市場規模などを分析したものです。

 
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