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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第263回

トヨタの新型「ノア」はミニバンの中でもトップクラスの燃費の良さと快適な車内が魅力

2022年10月16日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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ディスプレーは10.5インチと
大型タブレットクラスで見やすい

 インフォテインメントシステムは、オプションで用意される10.5インチのディスプレイオーディオが取り付けられていました。このシステムはレクサスをはじめ、トヨタの様々なクルマに採用されつつあります。画面は高精細なうえに、ナビもわかりやすく「さすが!」の一言。なんとガソリンスタンドの値段も表示されるという親切ぶりです。

 ただ、エージェント機能がおせっかいで、まず近くに何かスポットがあるとお知らせしてきます。さらに2時間近く走行していると、時々「運転の豆知識は必要ですか?」といった事を言い出すのです。これを音声認識で「はい、いいえ」を答えるのですが、不肖の滑舌がわるいのか、「はい」といっても「いいえ」と認識したり、「いいえ」と言っても「もう一度云々」となったり。これはメニューでオフにできるので、途中でオフにしました。

 「さすがトヨタ!」という親切ぶりは、いくつもあるのですが、その中で気に入った2つをご紹介しましょう。まずはドアがボディー下部まで伸びていること。これは雨が降った時に、ロングスカートの裾がボディーに触れて濡れるのを防ぐ効果が期待できます。

 次にバックカメラ。いわゆる360度モニターになっているのですが、車両が半透明表示され、車両の下の白線が表示されることに驚き! そして車庫入れ支援の完成度がかなり高く、一発入庫はもちろんのこと、石突きにタイヤを当てずに止めるのです。以前現行のプリウスで試した時は何度か切り返しをして、景気よく石突きにタイヤを当てて止めたことを思うと、大きな進化を感じました。

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