Zen 4アーキテクチャーを採用し大幅なパフォーマンスアップを狙った「Ryzen 7000シリーズ」のレビューが解禁となった。前回はRyzen 7000シリーズの概要や基本的なベンチマークで終わったが、今回は実ゲームでの検証だ。
AMDはRyzen 5 7600Xのシングルスレッド性能でCore i9-12900Kを上回ると謳っている。そしてその効果はゲームにおいて効くという。どんなゲームでも勝てる訳ではないのは当然としても、どの程度広い(狭い)範囲で確認できるのか合わせて確認したい。
検証環境は前回から変わっていない。X670Eマザーの検証用として提供されたBIOSはβ版であるためかやや挙動が不審(ビデオカードがあるのに内蔵GPUのドライバーチェックがかかる、など)なうえに内蔵GPUドライバーを入れるとビデオカード(RX 6800 XT)側のドライバーも上書きされるため、内蔵GPUはBIOS上で無効とした。Windows 11はテスト実施時期の関係から22H2とし、コア分離(VBS)やセキュアブート、ReSizable BAR、HDR等は全て有効とした。
【検証環境:新Ryzen】 | |
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CPU | AMD「Ryzen 9 7950X」 (16コア/32スレッド、最大5.7GHz)、 AMD「Ryzen 9 7900X」 (12コア/24スレッド、最大5.6GHz)、 AMD「Ryzen 7 7700X」 (8コア/16スレッド、最大5.4GHz)、 AMD「Ryzen 5 7600X」 (6コア/12スレッド、最大5.3GHz) |
CPUクーラー | ASUS「ROG RYUJIN II 360」 (AIO水冷、360mmラジエーター) |
マザーボード | MSI「MEG X670E ACE」 (AMD X670E、E-ATX、BIOS E7D69AMS.110NPRP) |
メモリー | G.Skill「F5-6000J3038F16GX2-TZ5N」 (16GB×2、DDR5-5200動作) |
ビデオカード | AMD「Radeon RX 6800 XTリファレンスカード」 |
ストレージ | Corsair「CSSD-F1000GBMP600」 (1TB M.2 SSD、PCIe 4.0、システム用) +Silicon Power「SP002TBP34A80M28」 (2TB M.2 SSD、PCIe 3.0、ゲーム用) |
電源ユニット | Super Flower「LEADEX PLATINUM SE 1000W-BK」 (1000W、80PLUS Platinum) |
OS | Microsoft「Windows 11 Pro」(22H2) |
【検証環境:旧Ryzen】 | |
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CPU | AMD「Ryzen 9 5950X」 (16コア/32スレッド、最大4.7GHz)、 AMD「Ryzen 9 5900X」 (12コア/24スレッド、最大4.8GHz)、 AMD「Ryzen 7 5800X」 (8コア/16スレッド、最大4.7GHz)、 AMD「Ryzen 5 5600X」(6コア/12スレッド、最大4.6GHz) |
CPUクーラー | ASUS「ROG RYUJIN II 360」 (AIO水冷、360mmラジエーター) |
マザーボード | ASRock「X570 Taichi Razer Edition」 (AMD X570、ATX、BIOS 1.80) |
メモリー | G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-32GTZRX」 (16GB×2、DDR4-3200) |
ビデオカード | AMD「Radeon RX 6800 XTリファレンスカード」 |
ストレージ | Corsair「CSSD-F1000GBMP600」 (1TB M.2 SSD、PCIe 4.0、システム用) +Silicon Power「SP002TBP34A80M28」 (2TB M.2 SSD、PCIe 3.0、ゲーム用) |
電源ユニット | Super Flower「LEADEX PLATINUM SE 1000W-BK」 (1000W、80PLUS Platinum) |
OS | Microsoft「Windows 11 Pro」(22H2) |
【検証環境:インテル】 | |
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CPU | インテル「Core i9-12900K」 (16コア/24スレッド、最大5.2GHz)、 インテル「Core i7-12700K」 (12コア/20スレッド、最大5GHz)、 インテル「Core i5-12600K」(10コア/16スレッド、最大4.9GHz) |
CPUクーラー | ASUS「ROG RYUJIN II 360」 (AIO水冷、360mmラジエーター) |
マザーボード | ASRock「Z690 PG Velocita」(インテルZ690、ATX、BIOS 7.03) |
メモリー | G.Skill「F5-6000J3038F16GX2-TZ5N」 (16GB×2、DDR5-4800動作) |
ビデオカード | AMD「Radeon RX 6800 XTリファレンスカード」 |
ストレージ | Corsair「CSSD-F1000GBMP600」 (1TB M.2 SSD、PCIe 4.0、システム用) +Silicon Power「SP002TBP34A80M28」 (2TB M.2 SSD、PCIe 3.0、ゲーム用) |
電源ユニット | Super Flower「LEADEX PLATINUM SE 1000W-BK」 (1000W、80PLUS Platinum) |
OS | Microsoft「Windows 11 Pro」(22H2) |
画質最高と最低でそれぞれテスト
今回の検証ではゲーム10本で検証を行うが、解像度を上げるとGPUがボトルネックになるため解像度はフルHD一本とした。画質設定はRX 6800 XTの性能を考え、最高画質設定(ただしレイトレーシング系は全て無効)のパフォーマンスを見るが、今回は最低画質設定でも検証することにする。
GPUの描画負荷が下がるとCPUも次のフレームを描画するための処理を高速で行う必要がある。GPU負荷が高い時には差がないが、GPU負荷が低い時には差がある、的なシチュエーションがあるかを見てみたい。
また、計測方法に関してはどのゲームも「CapFrameX」で実フレームレートを計測した。ゲーム内ベンチマーク機能のあるゲームではベンチマーク再生中の実フレームレートを、ベンチマークのないゲームではゲーム中の特定のシーンでの実フレームレートを計測している。
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