画像生成AI「Midjourney」が登場したときに、生成した画像をいち早くツイートして、ツイッターで話題になったのが852話(@8co28)さんです。
AIで自動生成した画像 一切加筆と加工をしていない直データ やばい 本当にやばい 廃墟イラスト完全に勝てない 廃業です 神絵が1分で生成される 参った #midjourneypic.twitter.com/5VCh5MVE1c
— 852話 (@8co28) July 31, 2022
風景、廃虚、メカ、図鑑風イラストなど様々なモチーフを生成していく中、反響が大きかったのはかわいい女の子のイラストでした。
やばいやばいやばい #midjourney の--betaコマンド機能追加でミッドジャーニーが完全に二次元のKAWAIIを理解した 凄い すごい pic.twitter.com/kv9rOhkWGT
— 852話 (@8co28) August 23, 2022
イラストは主に画像生成AI「Stable Diffusion」や、Midjourneyに試験導入された「--beta」コマンドを使ったもの。フォロワーは現在9万人まで増えました。
852話さんは東京都在住の30代。イラストレーター、背景グラフィッカー、動画制作を主にしているフリーランス。趣味としてゲームを作りSteamで販売もしています。
その後も「ERNIE-ViLG」「AIピカソ」など、様々な画像生成AIを次々に試しては画像とともに発信している852話さん。職業イラストレーターでもある852話さんは今どんなことを感じ、どんなことを考えているのか聞きました。
すごいスポットで写真を撮っているような感覚
── 画像生成AIを使いはじめたのはいつからですか?
最初は「Artbreeder」でした。Artbreederは文字ベースで画像を生成するのではなく、スライダーでパラメーターを変えるものです。その後に二次元美少女を作る「Waifu Labs」というサービスで遊んだりしました。文字ベースの画像生成AIで最初に流行ったDall・Eは登録してから使えるようになるまでにタイムラグがあったので、Dall・Eの縮小版である「Crayion」を触っていました。そのあいだにMidjourneyが出てきたという流れです。
── Midjourneyが登場したことで変化を感じましたか?
クリエイターが好きそうな絵を出してくれた感じですね。それまではアーティスティックだったり、どこかぐちゃっとしていたのが、絵として成立してるっぽい、という感じ。より「〜っぽい」ものを見せてくれたので、びっくりしたという感じです。
── 合成画像ではなく「誰かが描いた絵っぽい画像」になった。
そうです、そうです。
── 今は9万人のフォロワーを抱えるアカウントになっています。どういう感覚ですか?
すごいスポットに行って写真を撮ってきたよ、という感覚に近いですかね。まだみんなが知らない場所に来て写真を撮っているというか。こんな場所もあるよ、みたいな。