昨今のアナデジ製品を比較して整理しよう
今回ご紹介するRoWriteは、やっていることはほぼ24年前のCrossPadと同じ。どちらかと言えば使用するメモパッドも今回は半スペシャルなので、総合的には後退しているイメージを感じてしまう。後続のRoWrite 2は、メモパッドの自由度がアップし、CrossPadの正常進化系だと言えるだろう。
今回のコラムを書くに際して、四半世紀前のCrossPadから100%スペシャルなしのアナログだけで実現完結している、レガシーな筆記具と紙だけのステーショナリー仕様までを簡単な表にまとめてみた。Anotoは、特殊な配列ドット模様が薄くプレプリントされた専用紙を使用する、北欧のAnotoの専用ペンと専用用紙の組み合わせだ。表の赤い部分が少ないほど、専用デバイスからの独立性が高く使用自由度の高いイメージだ。
Rocketbookは過去のコラムでもご紹介した、描いて消せるフリクションペンで消去しやすい専用紙に描いて、紙を再利用する仕組みだ。Dropbox SacnやOneNoteは、ごく普通の紙やレポート用紙などに一般的な筆記具で描いたものを、アプリをインストールしたスマホのカメラで台形補正やコントラスト調整して撮影し、任意のクラウドサービスに自動アップロードしてくれる優れモノだ。
最後の2行に記したDropbox Scanと普通のメモ・手帳が、もっとも制約が少なく根本的にはよく似たものだ。両者の差異はクラウドサービスで共有するために、スマホやタブレットなどにDropboxなどのクライアントアプリをインストールして、スマホとペアを前提として使うかどうかの違いだけだ。現在のところ、地上に存在するアナデジ系のデバイスは、例外なくこの数個の中のどれかに該当する。
RoWriteは前述した比較表にあるように、専用のスタイラスと下敷き、紙(縦型・綴じ穴付きノートブック)を使用する。下敷きはUSB ACアダプターからmicroUSBプラグを接続して、充電する(約2時間で満充電)。ストレートのmicroUSBプラグなので、長さが邪魔をしてフォリオが綴じれないのは残念だ。専用スタイラスは単6アルカリ電池1本で駆動する。

この連載の記事
-
第854回
トピックス
それでも現金を持たざるを得ない現況で、ジッパー付きセキュリティポーチ靴下を衝動買い -
第853回
トピックス
3COINSのクリアワイヤレスキーボードが1000円に値下がりしたのでまた衝動買い -
第852回
トピックス
価格は優秀、剃りは凡庸 USB充電可なシャオミ製電動シェーバーを衝動買い -
第851回
トピックス
出張も旅行もこれ一台! 「クリップ型USB Type-C充電器+タップ」を衝動買い -
第850回
トピックス
年初にAndroid搭載のカラーE Ink端末「Bigme B751c」を衝動買いして9ヵ月使ってみた -
第849回
トピックス
理論派が作った“変態ピック”を半世紀ベーシストが衝動買い -
第848回
トピックス
“ケーブル紛失ゼロ”の未来系SSDケースを衝動買い -
第847回
トピックス
北欧製の密閉縦型製氷皿“アイスブレーカー”を衝動買い -
第846回
トピックス
今も愛用のThink手帳に迫るブギーボード「BB-21」を衝動買い -
第845回
トピックス
レガシーなタフスマホ「TORQUE G04」を5980円で衝動買い -
第844回
トピックス
EVERINGを衝動買い更新! NEON BUZZで“指先決済”を3年延長 - この連載の一覧へ















