ミリタリーなショートパンツ
世間では、お盆休みといいますか、レジャーのシーズンではあるのですが、今はちょっとおおっぴらにはしゃいで遊ぶ……という感じではないかもしれません。
とはいえ、あまり外出せずに過ごすとなっても、夏が暑いことに変わりはない。そこで、ショートパンツ。レジャーに行くにも、近所を散歩するにも、便利な存在です。
ちなみに男性がショートパンツを履くときの「すね毛をどうするか問題」ですが、筆者の友人は「毛が濃いと引くし、剃っていたらそれはそれで引く」と言っていたので、もう気にしないことにしました。
ショートパンツなど、本当にピンからキリまで多くのものが売られているので、今回はすこし変わったものを紹介します。アメリカ海軍に納品されていたトレーニングショートパンツの放出品です。
その名の通り、軍でトレーニングをする際のもの。要するに“体操着”ですが、使われている場所が場所ですから、立派なミリタリーグッズともいえましょう。
インポート系のセレクトショップなどで売られていることがあり、新品でも市場価格はだいたい5000円台で、お買い求めやすいかと。ネット通販で扱っている場合もあるので、検索してみるとよいでしょう。
海軍なので「NAVY」のリフレクターロゴがあります。ちなみに、生地の色は黒で「ARMY」になっているモデルもあります。いかにもなロゴですが、日本だと「色がネイビーだからNAVYと付いているのかな」と思われるかもしれません。
なんと、ニューバランス製
ところで、このショートパンツは、どこが手がけたと思いますか? 「いやー、アメリカの軍に納入するメーカーなんて知らないよ」と思われるかもしれませんが、たぶん、あなたも知っているメーカーです。
実は、ニューバランスなんです。そう、スニーカーでおなじみの、あのニューバランス製。ここも、おもしろいポイントではないでしょうか。
ニューバランスは(今なお、多数の「Made in USA」の製品を手がけていることもあるのでしょう)、ショートパンツのほかにも、ウインドジャケットや、トレーニングシューズなど、実は軍に納入しているアイテムが多いメーカーなのです。
そういうこともあってか、このショートパンツも、Made in USA。だから品質がどうだというわけでもありませんが、この手のショートパンツで(しかもこの価格で)「Made in USA」はめずらしい気がします。
サラッとした生地でとても軽い
インナーは邪魔な人もいるかも?
肝心のショートパンツのディティールはどうでしょうか、まずは生地ですが、速乾性があるとうたう「MCS」ファブリックを採用。
薄いポリエステル素材なので、軽く、乾きやすい素材なので、濡れてしまう環境でもガシガシ使えると思います。本気の水泳ならともかく、川などで遊ぶ程度なら十分でしょう。
両脇にポケットがあり、ウエストはゴムで、ドローコード(ヒモ)により調節可能。内側には、ブリーフ型のメッシュサポーターがあります。
このサポーターがあるので、下着を履かなくても大丈夫。とはいえ、水遊びをするのでもない限り、ほとんどの人は下着を履くでしょうし、街で履くぶんには、このフィット感が邪魔だと思うときもあるかもしれません。
そこで、動きやすいように、この部分をハサミなどで切り取る人もいるそうです。まあ、ここを切り取っても、ショートパンツ部分が残るだけなので、とくに問題はありません。
この連載の記事
-
第11回
ゲーム・ホビー
尾道の人が履いたジーンズがビンテージに? 「尾道デニムプロジェクト」ジーンズを買った -
第10回
ゲーム・ホビー
2022年に一番履いたスニーカー、ニューバランス996ゴアテックスモデル -
第9回
ゲーム・ホビー
「品質保証110%」という自信満々すぎるチノパンを買いました -
第7回
ゲーム・ホビー
ドイツ軍の運動靴「ジャーマントレーナー」を履く -
第6回
デジタル
10年憧れ続けた靴、パラブーツ「ミカエル」の完成度に感激する男 -
第5回
ゲーム・ホビー
大人の革靴としてパラブーツ「シャンボード」を選びました -
第4回
ゲーム・ホビー
ミリタリーウェア“定番”の一つ、M-65フィールドジャケットを買う -
第3回
ゲーム・ホビー
ジョブズも履いた3万円のニューバランス「991」は愛すべき一足 -
第2回
ゲーム・ホビー
メイド・イン・プリズン! アメリカの刑務所で作られたデニムを履く -
第1回
ゲーム・ホビー
フランス軍のモッズコート「M-64パーカー」を買った - この連載の一覧へ