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G-Master Velox Intel Editionをレビュー

BTOで絶対失敗したくない人にオススメの鉄板ゲーミングPC、その驚くべきコスパに迫る

2022年06月29日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ

提供: サイコム

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電源ユニットは電気代とレイアウト
美しい組み立ては将来の拡張性にも配慮

 直接スペックに影響がないにも関わらず、PCの安定性を大きく左右するパーツが電源ユニットだ。廉価モデルでは安いものが使われることも多いが、G-Master Velox Intel EditionではSilverStoneの「SST-ET650-HG」を採用。80 PLUS GOLD認証のある電力変換効率の高いモデルだ。電力変換効率が高いとそのぶん余計な電力消費が抑えられ、運用後もお財布に優しいというメリットがある。

SST-ET650-HGは負荷50%で90%以上、負荷100%でも87%以上の電力変換効率を保証する80 PLUS GOLD認証を取得している

 また、SST-ET650-HGはセミモジュール式なので、必要最低限のケーブルだけで配線できる。そのため、PCケース内がスッキリするというメリットがある。ケーブルは裏配線のため表面からはほとんど見えないが、あえてその裏面を見てみよう。

ケーブルは几帳面に束ねられ、美しく配線されている

 もちろん、セミモジュラー式電源ユニットのおかげで必要最低限のケーブルだけで良いとはいえ、それでもファンやインターフェース用のケーブルは多数ある。ただ配線しただけではぐちゃぐちゃになってしまいがちだ。にもかかわらず、ケーブルを丁寧に束ねて、最小の配置面積でまとめている点が、実にサイコムらしい。このレイアウトなら、将来ストレージを増設したくなった時でも迷わず作業できるだろう。

 ちなみに、上部左側にある四角いユニットは、PCケースに付属しているファンコントローラー。こちらも将来拡張する上であると便利なものだ。LED搭載パーツやファンを接続すれば、専用ツールから一括管理できる。

3つのファンと、2つのライトアップパーツを制御できるファンコントローラー

専用ツール「NZXT CAM」。ファンの管理のほか、温度などのモニタリング機能も備える

ファンはPCケースに付属する天面と背面のほか、前面にもあるのでエアフローも完璧。前面ファンはFractal Designの120mmモデル「Dynamic X2 GP-12」だ

 このように、本機では単純に安いパーツを使って価格を下げているのではなく、しっかりと性能や機能、デザインにこだわっている。その上で、コストパフォーマンスが高くなるよう、初心者が失敗しないように配慮していることがわかってもらえただろうか。また、PCケースはライザー設置をサポートするなど、PCにある程度詳しくなった後に挑戦しがちなこともできるようになっており、長期に渡ってユーザーに寄り添おうという心遣いもニクイ。

ちなみに、PCケースはビデオカードのライザー設置にも対応

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