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エレコム「NESTOUT アウトドアバッテリー」シリーズのデザインが高評な理由

2022年07月01日 11時00分更新

文● 飯島秀明 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: エレコム

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ソーラーチャージャーは2パネルと4パネルの2種類があり、どちらも止水ファスナーで閉じることができる

既存の課題を解消した真に実用に耐えるソーラーチャージャー

 NESTOUTシリーズを語る上で、欠くべからざるもうひとつの構成要素――それが専用のソーラーチャージャーだ。今でこそ必要不可欠なポジションに位置づけられているが、開発以前はむしろ、ソーラーチャージャーという存在自体に懐疑的だったと安井さんはいう。

 「先入観があったからか、ソーラーチャージャーは玩具程度にしか使えないものと思い込んでいました。製品はいろいろと販売されているのに、使っている人を見たことがなかったのも懐疑的な見方に拍車をかけていました。そこでお手並み拝見とばかりに、さまざまなメーカーのさまざまな製品を半年かけて使ってみたわけです。その結果分かったのが、めちゃくちゃ使える道具だったということ(笑)。完全に舐めていましたね」

 安井さんだけではない。古い先入観をもとに、大して期待できない道具と始めから決めつけている人も少なくないのでは? だが、じつは我々が想像する以上に大きな進歩を遂げていたのだ。実際、充電速度からして、条件次第では自宅の電源で充電するのとあまり変わらないのだという。

 「ただ、既存の製品に関しては不満な点もありました。ひとつは充電状態が分かりにくいこと。大半の製品が小さなLEDライトを点灯・消灯して知らせる程度。気づけば充電されていなかったなどということもしばしばでした。もうひとつは太陽の位置によって発電量が大きく変わるのに、平置きするか何かに立て掛けるか、ぐらいしかできないものばかりだったことです」

 こうした不親切さがソーラーチャージャーを胡散臭いもの、信頼できないものに見せているのではないか? だったら、他社が放置している不親切を解消しさえすれば、使い勝手は大幅に向上するに違いない。結果、他社製品との差別化にも繋がるはずである。そう考えたと安井さんはいう。

 「NESTOUTのソーラーチャージャーには、充電状態をひと目で確認できるデジタル表示の電流チェッカーを搭載しています。また、太陽の位置に合わせて角度が調節できるスタンドも標準装備しました」

ひと目で充電状態を確認できるデジタル表示の電流チェッカーを搭載

 現在、2パネル、4パネルと2種類のソーラーチャージャーが用意されている。気象条件にもよるが、アウトドアバッテリーが5000mAhタイプの場合、2パネルなら約5時間、4パネルなら約3時間でフル充電が可能だ。実用に十二分に耐える水準といえるだろう。

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