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エレコム「NESTOUT アウトドアバッテリー」シリーズのデザインが高評な理由

2022年07月01日 11時00分更新

文● 飯島秀明 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: エレコム

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LEDランタンとバッテリーは、ランタンに付属する専用パーツで接続する。このパーツは防水性を担うという役割もある

効率の良さと無限の可能性を秘めた拡張ギアに期待

 アウトドアバッテリー単体の完成度もさることながら、NESTOUTの真価は、iFデザインアワードも評価した、シリーズ全体の設計思想にある。そんな本シリーズを構成する要素のひとつが、専用の拡張ギアだ。

中央の円筒形のパーツが、ランタンに付属する接続パーツだ

 現在、別売で用意されている拡張ギアは、LEDランタンが2種類。3タイプあるどのバッテリーとも接続可能なことはいうまでもない。バッテリーとギアの間にかませる接続パーツが両者の着脱を容易にしながら、持ち前の防水機構を維持する工夫も秀逸だ。もっとも、それらにも増して注目して欲しいポイントがあると、安井さんはいう。

 「効率の良さです。一般的な充電式LEDランタンには、バッテリーが内蔵されています。ランタンを買い替えると、望むと望まざるとに関わらず、バッテリーが1個増えることになります。これに対して本シリーズは、拡張ギアだけ追加購入できるので、余分なコストがかかりません。また、不要なバッテリーを持たずにすむので、荷物の容量も削減できて効率的なのです」

金型から起こしたという付属の三脚

 拡張ギアのLEDランタンには、小さな三脚が付属している。アウトドアバッテリーの底に開いている1/4インチのネジ穴に取り付ければ、置いても使えるし、カラビナとつないで吊しても使うことができる。

オリジナルのスケッチ

 「付属品なので通常なら、既存の三脚をセットするという選択肢もあったでしょう。でも、どうしてもそうしたくありませんでした。置けるだけでなく吊せるようにしたかったし、なるべく小型にもしたかった。なにより、バッテリーやLEDランタンと釣り合うデザインにしたかったからです。結局、金型から起こして作ることにしました。さらに、LEDランタンのロータリースイッチにこだわりすぎたあまり、発売日が遅れたのは反省点ですが(笑)」

付属の三脚をカラビナなどでつなぐことで、吊って使用することが可能となる

 現在はLEDランタンが2種類のみだが、近い将来、さまざまなギアを展開していきたいと安井さんは語る。はたして、どんな拡張ギアが登場するのか? 今から楽しみにしたい。

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