SamsungのUSBメモリーと外付けSSDでファイルコピー時間を検証
iPad Air(第5世代)はUSBの転送速度が10Gbpsになってどれだけ速くなったのか?
iPad内蔵ストレージがボトルネックになっている可能性がある
ではなぜ規格としては高速なはずのiPad Air(第5世代)のほうが、iPad mini(第6世代)よりも転送速度が遅い結果になるのか。ここからは推測になるが、特定のファイルサイズを超えると極端に遅くなるため、iPad Air(第5世代)に搭載されているストレージ性能がネックになっているのではないだろうか。
というのも、筆者にも経験があるのだが、低価格のSSDを購入したときに同じ現象があったからだ。やはり転送するデータ量が多くなると途端に速度が低下していた。
さらに今回テストしたiPad Air(第5世代)は64GBモデルで、iPad mini(第6世代)は256GBモデルというのも気になるところ。iPad Air(第5世代)はプロセッサーに「Apple M1」、iPad mini(第6世代)は「Apple A15 Bionic」という違いもあるが、詳しいスペックは公表されていないので確証はないものの、iPadシリーズの64GBと256GBでは性能差がある可能性が高い。
実際筆者が所有しているiPad Air(第4世代)の256GBモデルを使って、「T7 Touch」から24.2GBのZIPファイルの転送をしたところ、1分34秒07で作業が完了。転送速度は257MB/sだった。iPad Air(第4世代)のType-Cは、iPad mini(第6世代)と同じ5Gps対応なので、結果としては納得がいく。
いずれにしても「USBメモリ Type-C™」と「T7 Touch」のどちらも、それぞれ接続するデバイスとの規格にあった性能を出していることがわかる。
外部ストレージのポテンシャルを引き出して使いたい場合は、iPadも容量の大きいモデルを選んだほうが良さそうだが、iPadの内蔵ストレージは購入後に増やすことはできないし、購入時に64GBから256GBモデルに変更するとそれだけでプラス1万8000円かかってしまう。
USBメモリ Type-C™なら256GBで5000円前後、T7 Touchなら1TBで2万円前後で増設できる。iPadの容量が少なくても、拡張ストレージをうまく活用することで、安価に容量不足をカバーできる。
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