SamsungのUSBメモリーと外付けSSDでファイルコピー時間を検証
iPad Air(第5世代)はUSBの転送速度が10Gbpsになってどれだけ速くなったのか?
2021年9月にiPad mini(第6世代)、今年3月にはiPad Air(第5世代)が登場した。どちらのモデルも、外部接続端子としてType-Cを搭載しており、タブレットながら周辺機器を接続してよりPCライクな使い方ができるようになっている。
特に便利なのが、外部ストレージとしてUSBメモリーやSSDを接続してデータの管理ができること。規格としてはiPad mini(第6世代)は5Gbps、iPad Air(第5世代)は10Gbpsでの転送に対応しており、データサイズが大きくても高速での転送が期待できる。
そこで今回はSamsungのUSBメモリー「USBメモリ Type-C™」と、外付けSSDの「Portable SSD T7 Touch」を使って、実際にどれくらいの転送速度で利用できるのかテストしてみた。
防水、耐衝撃、耐磁、耐熱、耐X線対応の
「USBメモリ Type-C™」
「USBメモリ Type-C™」は、Samsungの高品質なNANDフラッシュメモリーを搭載。インターフェースはUSB 3.1 Gen 1(5Gbps)Type-Cで、今回使用した256GBのモデルは最大転送速度が400MB/sとなっている。
本体サイズは約33.7(W)×6.4(D)×15.9(H)mm。重量は最大3.4gと非常にコンパクトで軽量。手軽に持ち運べるので便利だ。実売価格は5000円前後だ。
指紋認証機能付き外付けSSD
「Portable SSD T7 Touch」
「Portable SSD T7 Touch(以下、T7 Touch)」は、1TBのモデルを使用しており、実売価格は1万9000円前後。サイズは約85(W)×8(D)×57(H)mmと、こちらも名刺入れサイズのコンパクトさ。重量も58gと軽量だ。
インターフェースはUSB 3.2 Gen 2(10Gbps)Type-Cに対応しており、シーケンシャルリードは1050MB/s。同じく10Gbps(1250MB/s)対応のiPad Air(第5世代)との組み合わせでどれくらいの実力を発揮できるか気になるところだ。
なお、T7 Touchには指紋認証センサーを使ったセキュリティ機能が搭載されている。ただしiPad用のアプリは用意されていないため、指紋の登録は別途アプリが用意されているWindowsかMac、Androidデバイスで行なう必要がある。詳しくはiPad Air(第4世代)での活用記事をご覧いただきたい。
それでは実際に、iPad mini(第6世代・256GBモデル)とiPad Air(第5世代・64GBモデル)を使って、「USBメモリ Type-C™ 256GB」と「T7 Touch 1TB」の転送速度を計測してみよう。
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