ペン付き360°回転ディスプレイで仕事からお絵描きまで使いやすい!
16:10の13.3型画面で使い勝手アップ! ファブリック素材で個性が光る2 in 1「Lenovo Yoga 670 (AMD)」レビュー
アスペクト比が16:10になって仕事や趣味に使いやすく
ディスプレイは13.3型で、視野角の広いIPS方式の液晶パネルが採用されている。既存モデルの<Lenovo Yoga 650/660>にはアスペクト比が16:9のパネルが搭載されていたが、本機は16:10と縦に少し長いパネルに変更されている。同様に、<Yoga 650/660>ではフルHD(1920×1080ドット)だった解像度が、本機はWUXGA(1920×1200ドット)と一度に表示できる情報量も少し多くなった。ほんの120ドットではあるが、Windowsのタスクバーを出した状態でもフルHDより多くの情報を表示できるので、画面の見やすさや作業効率は格段にアップしている。とくにWebページの閲覧やビジネス文書の作成など、縦にスクロールする機会が多い作業ではありがたみを感じる。また、電子コミックや電子雑誌などを見開きで表示させた場合でも、フルHDと比べて左右にできる余白が少なくなるためとても見やすい。
Lenovoペンを使ってお絵描きをする際も、縦に少し余裕があるだけで画面の見やすさや絵の描きやすさは結構違う。逆に動画はWUXGAだとフルスクリーン再生したときに上下に余白ができるが、音楽ビデオの歌詞や、映画の日本語字幕などを表示した際、映像と重ならないというメリットがある。
液晶パネルの色域はsRGBカバー率100%で、ノートPCのディスプレイとしては広い方。写真や動画も、本来の鮮やかさを損なうことなく美しい発色で表示することができた。グレアパネルのため明るい場所で使う際は映り込みが少しあるが、そのぶん、黒が締まったメリハリのある映像を楽しむことができる。ちなみにディスプレイ表面のガラスは硬度が高く、Lenovoペンを使う際も傷を心配せずに操作することが可能だった。
ディスプレイの上部には1080pでの撮影に対応したWebカメラと、Windows Helloの顔認証に対応したIRカメラが内蔵されている。このほか、パームレスト右上には指紋センサーが搭載されており、事前に登録しておけば指先でタッチするだけでログインすることもできる。
インターフェースは本体左側面にUSB 3.2 Gen1 Type-C×2、HDMI、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックが、本体右側面にUSB 3.2 Gen1 Type-A×2、microSDメディアカードリーダーが搭載されている。このうち左側面のUSB Type-CポートはPower DeliveryとDisplayPort出力に対応しており、付属の電源ケーブルもこれらのポートに挿す仕様になっている。
通信機能は、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)とBluetooth 5.2に対応。このほか、ドルビーアトモスに最適化された2.0W×2のステレオスピーカーも内蔵しており、臨場感あふれるサウンドを楽しむことが可能だ。
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