2022年4月15日午前11時、日本国内においてSocket AM4版Ryzenの廉価モデルの販売が解禁される。この廉価モデルは3月15日に発表(参考記事:https://ascii.jp/elem/000/004/086/4086181/)されたものだが、15日には以下5つのモデルが発売となる。珍しいことに締め切り数日前に国内販売価格も告知された。リストに入っていないRyzen 5 4600Gの販売時期・価格については知らされていない。
| 製品 | 価格(税込) |
|---|---|
| Ryzen 7 5700X | 4万2800円 |
| Ryzen 5 5600 | 2万8800円 |
| Ryzen 5 5500 | 2万3300円 |
| Ryzen 5 4500 | 1万8800円 |
| Ryzen 3 4100 | 1万4800円 |
※AMDが販売価格を更新したため、価格を修正しました。(2022年4月5日)
AMDのRyzenを支えるSocket AM4は非常に長い期間使えることが売りであるが、その一方でコア数の少ない安価なモデルが実質選べないことが問題であった。過去にはRyzen 5 1600AFやRyzen 3 3100/3300Xといった“良い感じの廉価モデル”もあったが、1年も持たずに流通が枯渇しており、安く組むにはインテル製CPU一択という状況が続いていた。
AMDのデスクトップCPU事業は世界的には好調だが、販売シェアではインテルに逆転を許している局面もあり、今回の廉価版はこれに(ある程度の)歯止めをかけることが期待されている。
今廉価版CPUで売れ筋のCore i5-12400F(2万4000円前後)やCore i3-12100F(1万4000円前後)に対抗するのがRyzen 5 5500やRyzen 3 4100になると考えればよいだろう。
製品の国内販売は15日だが、ベンチマーク等の情報解禁が本日解除された。今回筆者は15日に発売される5モデル全てをテストする機会に恵まれたが、製品を受領したのが記事解禁の締め切りわずか4日前(別のレビューも同時進行という絶望的状況)。そこで今回は新旧Ryzenの性能比較にとどめ、ライバルとの比較は続報としてまとめたい。

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